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サポート技術情報

[XL]日付および時刻の入力の制限

文書番号: 402592

最終更新日: 2000/01/05


この資料は以下の製品について記述したものです。


この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP402592

概要

Excel 5.0 では、「 12:00 」と入力すると自動的「時刻の入力」として数値データに 変換されます。これは時刻として認識できる数値は「シリアル値」と呼ばれる数値
に自動的に変換する機能によるものです。
本文書では、時間の入力の制限についてまとめています。

詳細

コロン (:) で「時、分、秒」を区切った入力で認識できる最大時刻

「数値 : 数値 : 数値」のように「時、分、秒」をコロン (:) で区切って入力した場 合に、自動的に「時刻のデータ」として数値データに変換される最大時間は、9999
時間 59 分 59 秒 (アップデート版 Excel 5.0 の場合) です。
      9999:59:59
この時、実際にセルに入力される数値データ (シリアル値) は 416.666655092593
です。この時刻 (9999:59:59) を越えた入力を行うと、時刻として認識されないた
めに「文字列」として扱われます。

備考

アップデート以前の Excel 5.0 (EXCEL.EXE のタイムスタンプ 94/02/27) が
「時刻のデータ」として数値データに変換できる最大時間は、1569143:59:59
です。

数値データ (シリアル値) の入力で認識できる最大時刻

数値データ (シリアル値) をセルに直接入力して「時刻のデータ」を入力するこ
とができます。
セルに数値データを入力後、[書式] - [セル] コマンドの [表示形式] パネルで時
刻の表示形式を設定します。シリアル値の最大値は 65380.99999 です。
この数値を表示形式「 [h]:mm:ss ([h] は 24 より大きな数字で時刻の時を表す
設定です) 」に設定することによって、表示される時刻は 1569143 時 59 分 59
秒です。
1569143:59:59
この数値 (65380.9999) を越えた入力を行うと、時刻として認識されないため、時刻 の表示形式を行ったセルの表示は「# (ナンバー記号) 」となります。

数値データ (シリアル値) の入力で認識できる最大日付

65380 という数値は、2078 年 12 月 31 日に対応したシリアル値です。Excel 5.0
で管理できる日付は、2078 年 12 月 31 日までです。表示形式「 yyyy/m/d h:mm:ss 」 を設定したセルに、数値 65380.99999 を入力すると、2078/12/31 23:59:59 と表示
されます。

[1904 年から計算] チェック ボックス

[ツール] - [オプション] コマンドの [計算方法] パネルに [1904 年から計算]
チェック ボックスが含まれています。これは、日付計算の基準となるシリアル値
の開始日を、1900 年 1 月 1 日から 1904 年 1 月 2 日に変更する機能で
す。Macintosh 版 Excel で使うファイルを作成する場合は、このチェック ボッ
クスをオン (×が付いている状態) にします。
[1904 年から計算] チェック ボックスがオンになっている状態のとき、数値デー
タ (シリアル値) の入力で認識できる最大時刻は 63918.99999 (1534055 時間
59 分 59 秒) です。

Keywords: KBHOWTO KB402592
Technology: kbExcel500 kbExcelSearch kbExcelWinSearch

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