文書番号: 402589
最終更新日: 2000/01/05
この資料は以下の製品について記述したものです。
- Microsoft(R) Excel for Windows(R) Version 5.0 (以下 Excel 5.0)
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP402589
概要
Excel 5.0 では、ワークシート上に定義された代入値と数式に基づいて「データ
テーブル」を作成することができます。この機能を使って、数式にさまざまな値
を代入した計算結果を表示させることができます。
本文書では、[テーブル] 機能を利用して項目別に集計を行う方法をまとめて
います。
手順
ここでは、サンプル データ <表 1> を例に手順を説明します。
<表 1> のデータベースからコードごとに合計金額を求めます。データベース関数の
DSUM 関数と [テーブル] 機能を組み合わせて使用します。
__|___A___|___B___|_C_|___D___|___E___|
1|データベース | |条件 | |
2|コード |金額 | |コード | |
3|A01 | 1,000| |A01 | |
4|A02 | 1,000| | | |
5|B03 | 1,000| |合計 | |
6|B01 | 1,000| |A01 | |
7|A01 | 1,000| |A02 | |
8|A02 | 1,000| |A03 | |
9|A02 | 1,000| |B01 | |
10|B01 | 1,000| |B02 | |
11|B02 | 1,000| |B03 | |
手順
-
セル範囲 A2:B11 を選択します。
-
[挿入] - [名前] - [定義] コマンドを実行します ([Ctrl] + [F3] キーがショー
トカット キーになっています)。
-
[名前定義] ダイアログ ボックスの [名前一覧] テキスト ボックスへ
「 Database 」入力します。
-
[参照範囲] テキスト ボックスに表示されているセル参照が 1. で選択した範囲に
なっていることを確認し、<OK> ボタンをクリックします。
-
セル範囲 D2:D3 を選択します。
-
2.~ 4. と同じ要領で「 Criteria 」 という名前を定義します。
-
セル E6 を選択し、数式「=DSUM(Database,"金額",Criteria) 」を入力します
(計算結果は 2,000 となります)。
-
セル範囲 D6:E11 を選択します。
-
[データ] - [テーブル] コマンドを実行します。
-
[テーブル] ダイアログ ボックスの [列の代入セル] テキスト ボックスに
「 D3 」と入力し、<OK> ボタンをクリックします。
-
実行結果は次の通りです。
__|___A___|___B___|_C_|___D___|___E___|
1|データベース | |条件 | |
2|コード |金額 | |コード | |
3|A01 | 1,000| |A01 | |
4|A02 | 1,000| | | |
5|B03 | 1,000| |合計 | |
6|B01 | 1,000| |A01 | 2,000|
7|A01 | 1,000| |A02 | 3,000|
8|A02 | 1,000| |A03 | 0|
9|A02 | 1,000| |B01 | 2,000|
10|B01 | 1,000| |B02 | 1,000|
11|B02 | 1,000| |B03 | 1,000|
関連情報
[テーブル] 機能についての詳細は、「ユーザーズ ガイド」 576 ページ「データ テー
ブルを使用した最適化分析」を参照してください。
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