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サポート技術情報

WJ2 形式のファイルを読み込んだ時に「枠線」を表示する方法

文書番号: 402553

最終更新日: 1997/10/21


この資料は以下の製品について記述したものです。


この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP402553

概要

Excel 5.0 では、Lotus 1-2-3 R2.3 以前のバージョン (以下 1-2-3) で作成した
WJ2 形式のファイルを読み込んで編集することができます。Excel 5.0 で WJ2 形
式のファイルを開いた場合、Excel 5.0 で作成したファイルなどでは自動的に表
示される、セルの「枠線」が表示されません。これは、1-2-3 のワークシートの
画面イメージに近づけているためです。
本文書では、1-2-3 で作成した WJ2 形式のファイルを読み込む場合に、「枠線」
を自動的に表示する方法をまとめています。

詳細

1-2-3 のワークシートの画面には「枠線」がありません。そのため、1-2-3 で
作成した WJ2 形式のファイルを Excel 5.0 で開いた場合、1-2-3 でのイメージ
に近づけるように「枠線」が表示されていない状態でオープンされます。
Excel 5.0 では、EXCEL5.INI というファイルを変更することによって、初期設定
として 1-2-3 のファイルを読み込んだ時に、自動的に「枠線」が表示された状態
で開くことができます。
EXCEL5.INI の変更方法は次の通りです。なお、作業を行う際には必ず EXCEL5.INI
のバックアップ ファイルを作成してください。

手順

  1. Excel 5.0 が起動していれば、終了します。
  2. 「メモ帳」を起動します。
  3. [ファイル] - [開く] コマンドを実行して、Windows のディレクトリにある EXCEL5.INI を開きます。
  4. [WK? Setting] セクションの Gridlines ステートメントを以下のように変更
    します。(Gridlines ステートメント自体がない場合には一行追加します)
          Gridlines=1
    
  5. [ファイル] - [上書き保存] コマンドを実行後、[ファイル] - [メモ帳の終了] コ
    マンドを実行してファイルの保存とメモ帳の終了を行います。
また、Gridlines ステートメントを変更していない状態で、WJ2 形式のファイルの
「枠線」を表示させたい場合には、[ツール] - [オプション] コマンドの [表示]
パネル、[ウィンドウ オプション] の [枠線] チェック ボックスをオン (×がつい
ている状態) にします。
なお、Gridlines=0 と記述されている場合 (または Gridlines ステートメントが
省略されている場合) は、枠線が表示されない状態でファイルが開かれます。

注意

EXCEL5.INI の変更は Excel 5.0 自身が設定の対象となるため、ファイルごとに
「枠線」の表示 (または非表示) を設定することはできかねます。枠線の表示は
[ツール] -[オプション] コマンドの [表示] パネルで設定することが可能ですが、
WJ2 形式のままでファイルを保存した場合は、[枠線] の情報は保存の対象になり
ません。
[枠線] の情報をファイルごとに保存するには、[ファイル] - [名前を付けて保存]
コマンドを実行し、[ファイルの種類] ドロップダウン リストボックスから
「 Microsoft Excel ブック」を選択して保存してください。その場合、Excel
5.0 のブック形式をサポートしていない製品でのファイルの読み込みはできな
くなりますので、ご注意ください。

関連情報

EXCEL5.INI ファイルの編集方法や指定できる初期設定の内容についての詳細は、
オンライン ヘルプを参照してください。[?] - [キーワードで検索] コマンドを
実行し、キーワード「 EXCEL5.INI ファイル」、項目「 EXCEL5.INI ファイルに
ついて」を選択してください。

Keywords: KBHOWTO KB402553
Technology: kbExcel500 kbExcelSearch kbExcelWinSearch

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