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サポート技術情報

[XL]Excel 4.0マクロでカスタムダイアログボックスのエディットボックスの値を取得

文書番号: 402456

最終更新日: 1997/10/20


この資料は以下の製品について記述したものです。


この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP402456

概要

Excel 5.0 には、マクロ言語として「 Excel 4.0 マクロ」と「 Microsoft(R) Visual Basic(R) Programming System Applications Edition (以下 VBA) 」が用意されて
います。
本文書は、「 Excel 4.0 マクロ」を使用して、ダイアログ シートに作成したエ
ディット ボックスの値を取得する方法をサンプル マクロと共に解説しています。

詳細

Excel 4.0 でカスタム ダイアログ ボックスを作成する場合、ダイアログ エディ
タを使ってダイアログ ボックスの定義を作成し、マクロシートに配置する必要が
ありました。作成したダイアログ ボックスを表示するには、マクロ関数である
DIALIG.BOX 関数を使用していました。
Excel 5.0 では、カスタム ダイアログ ボックスはブック内のダイアログ シート
に作成し、保存します。
「 Excel 4.0 マクロ」の SHOW.DIALOG 関数は、ダイアログ シートでダイアログ
ボックスを実行する機能を持っています。ユーザーが <OK> ボタンをクリックして ダイアログ ボックスを閉じると、論理値 TRUE が返され、ユーザーが <キャンセ ル> ボタンをクリックするか、[ESC] キーを押してダイアログ ボックスをキャン セルすると、論理値 FALSE が返されます。
カスタム ダイアログ ボックスのエディット ボックスに入力された値を取得する
にはダイアログ シート内のエディット ボックスを選択し、GET.OBJECT 関数を使
用します。

サンプル 1

次のサンプル マクロは、ダイアログ シート Dialog1 のダイアログ ボックスを
表示します。ダイアログ ボックスの実行が終了した後、ダイアログ ボックス内
のエディット ボックス "エディット 4" の内容を取得し ALERT 関数を使って 表示しています。
  SAMPLE1                               解説
  =SHOW.DIALOG("Dialog1")               ダイアログ ボックスの表示
  =WORKBOOK.SELECT("Dialog1","Dialog1") ダイアログ シート Dialog1 を選択
  =SELECT("エディット 4")               エディット ボックス "エディット 4"
                                          を選択
  =SET.NAME("con",GET.OBJECT(12))      現在選択されているオブジェクトの
                                          内容を取得
  =ALERT(con)                          取得した文字列を表示
  =RETURN()

サンプル 2

次のサンプル マクロは、ダイアログ シート Dialog1 のエディット ボックス "エ ディット 4" の内容を変更した後、ダイアログ ボックスを表示しています。
  SAMPLE2                              解説
  =WORKBOOK.SELECT("Dialog1","Dialog1") ダイアログ シート Dialog1 を選択
  =SELECT("エディット 4")              エディット ボックス "エディット 4"
                                         を選択
  =TEXT.BOX("Hello,World !")           "エディット 4" の内容を変更
  =SHOW.DIALOG("Dialog1")              ダイアログ ボックスの表示
  =RETURN()

Keywords: KBHOWTO KB402456
Technology: kbExcel500 kbExcelSearch kbExcelWinSearch

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