[W_PP4]プレゼンテーションを分岐して実行する方法

現象

PowerPoint 4.0 では、スライド中に他のプレゼンテーションを複数埋め込み、スライ ド ショーを実行する際に分岐プレゼンテーションを行うことができます。この機能を 利用すると、出席者や進行状況に合わせて臨機応変に実行先のプレゼンテーションを 選択したり、視覚的でより効果のあるプレゼンテーションを作成することができます。

分岐プレゼンテーションの作成方法

1. プレゼンテーションを行う時に元となるプレゼンテーションを開きます。
2. [表示] - [スライド] コマンドを選択し、スライド表示モードにします。
3. [挿入] - [オブジェクトの作成と貼り付け] コマンドを選択します。 [オブジェクトの作成と貼り付け] ダイアログ ボックスが表示されます。
4. [オブジェクトの種類] ボックスから、[MS PowerPoint 4.0 プレゼンテーション] を 選択します。
5. [新規作成] または [ファイルから作成] オプション ボタンを選択します。 各オプションボタンの操作方法および機能は次の通りです。 なお、[オブジェクトの作成と貼り付け] ダイアログ ボックスの [アイコン表示] チェック ボックスをオンにすると、PowerPoint のプレゼンテーションのアイコンと してスライド上に表示させることができます。

        [新規作成] オプションボタン
           新しく分岐プレゼンテーションを作成したい場合に選択します。
           新規でひとつウィンドウが開かれ、分岐先プレゼンテーションがスライド表示
           モードで編集できる状態になります。分岐先のプレゼンテーションの編集が
           終了したら [ファイル] - [リンク先の更新] コマンドを選択した後、[ファ
           イル] - [終了してプレゼンテーションへ戻る] コマンドを選択し、分岐元の
           プレゼンテーションに戻ります。
        [ファイルから作成] オプションボタン
           既存のプレゼンテーションを分岐させたいときに選択します。
           [ファイル] ボックスに分岐先のプレゼンテーションのパスとファイル名を
           直接入力するか、[参照] をクリックし、[参照] ダイアログ ボックスでファ
           イルを選択して [OK] をクリックします。
           ファイル名を選択、または入力が完了したら、[OK] をクリックして設定を
           終了します。
           [オブジェクトの作成と貼り付け] ダイアログ ボックスの [リンクする]
           チェック ボックスをオンにすると、埋め込み後に分岐先のプレゼンテーション
           を開いて編集した内容が、常に分岐元のプレゼンテーションにも反映されます。
   

6. 分岐するプレゼンテーションの開始方法を設定するには、[ツール] - [オブジェ クトの動作設定] コマンドを使用します。

分岐先のプレゼンテーションを編集するには

1. スライドに挿入してある分岐先のプレゼンテーションのアイコン、またはスライドの 図を選択します。
2. [編集] - [MS PowerPoint 4.0 プレゼンテーション オブジェクト] - [編集] コマ ンドを選択するか、マウスの右ボタンをクリックし、ショートカットメニューの中 から [MS PowerPoint 4.0 プレゼンテーション オブジェクトを編集] コマンドを選 択します。
3. 分岐先のプレゼンテーションのスライドが表示されますので、ここで分岐先のプレゼ ンテーションを編集することができます。
4. 編集が終了したら [ファイル] - [リンク先の更新] コマンドを選択します。
5. [ファイル] - [終了して プレゼンテーション へ戻る] コマンドを選択します。

     注意: リンクしたファイルを編集する場合は、2. の [MS PowerPoint 4.0 プレゼ
           ンテーション オブジェクト] が [リンクした MS PowerPoint 4.0 プレゼン
           テーション オブジェクト] と表示されます。
   

分岐先のプレゼンテーションの開始方法を設定するには

スライドに挿入されている分岐先のプレゼンテーションは、アイコン形式かスライド の図形式のどちらかで表示されます。
分岐先プレゼンテーションを開始する方法を設定するには、アイコンまたはスライドの図で表示されているプレゼンテーションをマウスでクリックします。 画面切り替えのタイミング機能や画面切り替え効果機能を利用すると、あらかじめ設定しておいたタイミングで分岐先のプレゼンテーションを開始したり、開始するときの特殊効果を設定することができます。 開始するタイミングや特殊効果を設定する方法については、マニュアル「ユーザーズガ イド」 P.178 ～ または、サポート情報 410700 をご参照ください。

補足事項

分岐プレゼンテーションが設定されているプレゼンテーションを実行する場合は、
システムに PowerPoint 4.0 がインストールされている必要があります。PowerPoint Viewer だけがインストールされているシステム上では、実行することができませんの でご注意下さい。