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サポート技術情報

[XL] ユーザ定義ダイアログボックスのコントロールに初期値を設定する方法

文書番号: 402327

最終更新日: 1997/10/20


この資料は以下の製品について記述したものです。


この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP402327

概要

Excel 5.0 では、ダイアログ シートを使ってユーザーが独自に作成したダイアログ
ボックスを表示することができます。
本文書では、Microsoft(R) Visual Basic(R) Programming System Applications
Edition (以下 VBA) を使用して、ユーザー定義ダイアログ ボックスに含まれる
コントロールに対して初期値を設定する方法をサンプル モジュールと共に解説
しています。

詳細

1. コントロールに初期値を設定する方法

ユーザー定義ダイアログ ボックスにはエディット ボックスやリスト ボックスなど
12 種類のコントロールを配置することができます。Show メソッドでユーザー定義
ダイアログ ボックスを表示する際に、あらかじめ初期値を設定することができる
コントロールは 7 個です。初期値を設定するには、ユーザー定義ダイアログ
ボックスを表示する前にコントロールに対して値を設定します。
コントロールに対して行う設定は、それぞれ次の通りです。
  (a) エディット ボックス 、ドロップダウン コンボ ボックス
    Text プロパティで表示したい文字列を設定します。
  (b) チェック ボックス、オプション ボタン
     Value プロパティでオンのときは「 1 」、オフのときは「 0 」を設定します。
  (c) リスト ボックス、ドロップダウン リスト ボックス
    ListIndex プロパティで表示したい項目のインデックス番号を設定します。
  (d) コンボ ボックス
    エディット ボックスの部分は、Text プロパティで文字列を設定します。
    リスト ボックスの部分は、ListIndex プロパティで表示したい項目のインデックス
    番号を設定します。

サンプル

次のサンプル モジュールはダイアログ シート Dialog1 に作成したユーザー定義ダイ アログ ボックスのコントロールにそれぞれ値を設定してからダイアログ ボックスを 表示しています。
  Sub Sample()
      'エディット ボックス "エディット 4" に「 Excel 」と表示します
      DialogSheets("Dialog1").EditBoxes("エディット 4").Text = "Excel"
      'チェック ボックス "チェック 5" をオンにします
      DialogSheets("Dialog1").CheckBoxes("チェック 5").Value = 1
      'オプション ボタン "オプション 6" をオンにします
      DialogSheets("Dialog1").OptionButtons("オプション 6").Value = 1
      'リスト ボックスの 4 番目の項目を選択します
      DialogSheets("Dialog1").ListBoxes("リスト 7").ListIndex = 4
      'ドロップダウン リスト ボックスの 4 番目の項目を選択します
      DialogSheets("Dialog1").DropDowns("ドロップ 8").ListIndex = 4
      'コンボ ボックスの 4 番目の項目を選択します
      DialogSheets("Dialog1").ListBoxes("リスト 9").ListIndex = 4
      DialogSheets("Dialog1").EditBoxes("エディット 10").Text = _
          DialogSheets("Dialog1").ListBoxes("リスト 9").List(4)
      'ドロップダウン コンボ ボックスに「 Excel 」と表示します
      DialogSheets("Dialog1").DropDowns("ドロップ 11").Text = "Excel"
      'ユーザー定義ダイアログ ボックスを表示します
      DialogSheets("Dialog1").Show
  End Sub

2. コントロールの値をクリアする方法

ユーザー定義 ダイアログ ボックスに配置したコントロールの値をクリアするには、 初期値として「長さが 0 の文字列 ("") 」又は「 0 」を設定します。コントロールに 対して行う設定は、それぞれ次の通りです。
  (a) エディット ボックス、ドロップダウン コンボ ボックス
    Text プロパティで長さが 0 の文字列 ("") を設定します。
  (b) チェック ボックス、オプション ボタン
    Value プロパティで 0 を設定します。
  (c) リスト ボックス、ドロップダウン リスト ボックス
    ListIndex プロパティで 0 を設定します。
  (d) コンボ ボックス
   エディット ボックスの部分は、Text プロパティで長さが 0 の文字列 ("") を設定
   します。
   リスト ボックスの部分は、ListIndex プロパティで 0 を設定します。

Keywords: KBHOWTO KB402327
Technology: kbExcel500 kbExcelSearch kbExcelWinSearch

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