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サポート技術情報

文字の表示がおかしい場合:WIFEMAN.INIの書き換え方法

文書番号: 402322

最終更新日: 1997/11/04


この資料は以下の製品について記述したものです。


この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP402322

概要

この資料は、画面の文字が今まで表示されていたものと違うフォントに変わってしまっ
たり、あるいは表示されなくなってしまったという現象が出たときに、フォントを管
理するプログラムの設定ファイルである "WIFEMAN.INI" を書き換えることによって
正常な表示をさせる方法について説明したものです。

現象

それまでは正常に表示されていたマシンでも、アプリケーションをインストールした
後などで今までのフォントの表示と違ってしまったり、画面の文字が表示されなく
なる場合があります。
このような現象は、フォントドライバを組み込むアプリケーションをインストール
したときに発生しますが、WIFEMAN.INI を編集し直すことにより多くの場合は回避
することができます。
なお、以下の作業では Windows に添付されているアクセサリの「メモ帳」を使用
しますので、メモ帳を使用したことのない方は、作業の前に Windows のマニュアル
をお読みください。

手順

[WIFEMAN.INI のバックアップファイルの作成]
1.「プログラム マネージャ」の [アイコン] - [ファイル名を指定して実行...]
を選択しコマンドラインに WIFEMAN.INI と入力して <OK> ボタンを選択しま
す。「メモ帳」が起動し WIFEMAN.INI が表示されます。
2. [ファイル] - [名前を付けて保存...] を選択し、 WIFEMAN.INI の INI の部分
を反転させて半角で BAK と入力してから <OK> ボタン を選択します。
  オリジナルの WIFEMAN.INI が WIFEMAN.BAK という名前で保管されます。
3. [ファイル] - [メモ帳の終了] を選択し、メモ帳を終了します。
[WIFEMAN.INI の修正]-
4. 「プログラム マネージャ」の [アイコン] - [ファイル名を指定して実行...]
を選択しコマンドラインに WIFEMAN.INI と入力して <OK> ボタンを選択し
ます。
「メモ帳」が再び起動して WIFEMAN.INI が表示されます。
5. [FontDrivers] と記述されているセクションを探します。
その中の、Windows が標準としているフォントのドライバが記述されている
行 (Microsoft 版 Windows 3.1 をお使いの場合には "JIS フォントドライバ
ー=.." という記述がそれにあたります)を範囲選択し、[編集] - [切り取
り] で切り取り、[FontDrivers] セクションの一番下の行に [編集] - [貼り
付け] で貼り付けます。
     ――――――――――――――――――――――――――――――
       修正前の [FontDrivers] の記述例
     [FontDrivers]
     JISフォントドライバー=C:\WINDOWS\SYSTEM\JISFONTR.FOD
     富士通フォントドライバ=C:\FUJITSU\FML9FONT.FOD
       ↓
       修正後の [FontDrivers] の記述例
     [FontDrivers]
      富士通フォントドライバ=C:\FUJITSU\FML9FONT.FOD
      JISフォントドライバー=C:\WINDOWS\SYSTEM\JISFONTR.FOD
    ――――――――――――――――――――――――――――――
なお、システムがあらかじめ用意しているシステムフォントドライバの名称
は、お使いの Windows によって異なりますので注意が必要です。
     (例)
    Microsoft 版 Windows3.1          JISフォントドライバー
     NEC 版 Windows3.1             FontAvenueドライバ
     日本 IBM 版 Windows3.1           IBM PS/55 フォントドライバー
各社が標準としているフォントのドライバの名称および詳細は、ご利用いただ
いている Windows のメーカー様にお問い合わせください。
6. 次に [FontPackages] と記述されているセクションを探します。
[FontDrivers] セクションで最下行に移動したフォントドライバと同じ名称
で、先頭に「標準明朝」と「標準ゴシック」と記述されている2行がありま
すので、その2行を [編集] - [切り取り] で切り取り、[FontPackages] セク
ションの一番下の行に [編集] - [貼り付け] で貼り付けます。
    ――――――――――――――――――――――――――――――
       修正前の [FontPackages] の記述例
      [FontPackages]
      標準明朝 (all res)=JISSMR.FON,JISフォントドライバー
      標準ゴシック (all res)=JISSGR.FON,JISフォントドライバー
     富士通ベクトルフォント=C:\FUJITSU\FML9VECT.FON,富士通フォントドライバ
     富士通ドットフォント=C:\FUJITSU\FML9DOT.FON,富士通フォントドライバ
       ↓
        修正後の [FontPackages] の記述例
      [FontPackages]
      富士通ベクトルフォント=C:\FUJITSU\FML9VECT.FON,富士通フォントドライバ
      富士通ドットフォント=C:\FUJITSU\FML9DOT.FON,富士通フォントドライバ
      標準明朝 (all res)=JISSMR.FON,JISフォントドライバー
      標準ゴシック (all res)=JISSGR.FON,JISフォントドライバー
    ――――――――――――――――――――――――――――――
7. [ファイル] - [上書き保存] を選択した後に、[ファイル] - [メモ帳の終
了] を選択しメモ帳を終了します。
以上で WIFEMAN.INI の変更は終了しました。変更した内容を有効にするためには
Windows を終了してから再起動する必要があります。Windows を再起動してから
Word を起動し、表示が正常になっているかどうかをご確認ください。
それでも状況が改善されない場合は、WIFEMAN.INI の変更が正しく行なわれている
かどうかを今一度お確かめいただき、使用しているマシンの機種名とソフトウェア
(特にフォント関連) をご確認の上で弊社ユーザー サポートまでご連絡ください。

Keywords: KBHOWTO KB402322
Technology: kbWord600 kbWordSearch kbZNotKeyword2

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