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サポート技術情報

「メモリ不足」が表示される場合の対策

文書番号: 402318

最終更新日: 1997/11/04


この資料は以下の製品について記述したものです。


この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP402318

概要

作業中に「メモリ不足です」のエラーが発生した場合、ほとんどは <F1> キーを押すと、 メモリを開放するためのヒントとなるヘルプが表示されますが、表示されるヘルプで解 決できない場合や、アプリケーションが終了してしまう場合には、次の資料を参考に、 ご使用の Windows の環境を整理してお試しください。

Windows のメモリ管理について

Windows が管理しているメモリには、大きく分けて3つのメモリがあり、この中のいず れのメモリが不足しても、メモリ不足となってしまいます。
ここではそれぞれのメモリについての簡単な説明と対処方法を解説します。

1. Windows が使用可能なメモリの量

アプリケーションを実行するためのメインのメモリです。Windows の プログラム
マネージャの [ヘルプ] - [バージョン情報] コマンドの [メモリ:] で使用可能
な容量がが認できます。表示される使用可能残り容量がおおよそ 16MB より
少ない場合は、実装するメモリの増設や、スワップファイルの容量を増やすこ
とをお薦めします。
対応策: 同時に起動しているアプリケーションを終了させてください。

2. システムリソース

アプリケーションが共有で使用するメモリです。主に2つに分けられ、文字入力やファ イル管理などを行う USER メモリと、画面表示や印刷などのために使用される GDI メモ リがあります。これらは 1.で説明した Windows が使用可能なメモリから確保されます が、システムの仕様上、大きさを増やすことはできません。システムリソースが不足し ている場合には、対応策を参考に、使い方で回避するようにしてください。システムリ ソースは Windows のプログラム マネージャの [ヘルプ] - [バージョン情報] コマン ドの [システムリソース:] で表示されますが、それぞれの使用状況は、Word 6.0 や Excel 5.0 の [?] - [バージョン情報] コマンド - <システム情報> ボタンで確認でき ます。表示内容は、作業内容により変化し、20% を下回るときは注意してください。 またディスプレイドライバによっては、メモリ不足を起こしやすいものもありますので、 表示色数や解像度を下げて試してみてください。
対応策:
  • 同時に起動しているアプリケーションを終了させてください。
  • 同時に開いているファイルを閉じてください。
  • ディスプレイドライバをスタンダードなもの DOS/V 機の場合は VGA (640x480 16 色) PC-9801 シリーズの場合は 640x400 16 色 に設定して試してください。
  • ツールバーや文書に貼り付けているオブジェクトの数を減らしてください。
  • Word 6.0 の次の操作をお試しください。
    1. [表示] - [グリッド線] コマンドを選択し、グリッド線を非表示にする
    2. [表示] - [標準] コマンドを選択し、標準モードで表示する
    3. [ツール] - [オプション] コマンド - [表示] パネルから、[下書きフォントで 表示]、[図をイメージ枠で表示] のチェックボックスをオンにする

3. コンベンショナルメモリ

MS-DOS のメインメモリと呼ばれているものです。Windows のアプリケーションは、
コンベンショナルメモリも消費します。
対応策: MS-DOS 起動時の環境ファイル CONFIG.SYS から、Windows の起動に必要の
ないデバイスライバを外してお試しください (DEVICE= や DEVICEHIGH= の記述のあ
る行の先頭に REM を付けます)。ご使用の MS-DOS にメモリの使用状況を最適化
するプログラム (MS-DOS 6.2/V では MemMaker など) が付属の場合は、併せて
お試しください。

Keywords: KBINFO KB402318
Technology: kbWord600 kbWordSearch kbZNotKeyword2

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