文書番号: 402314
最終更新日: 1997/11/04
この資料は以下の製品について記述したものです。
- Microsoft(R) Word for Windows(R) Version 6.0 (以下 Word 6.0)
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP402314
概要
Word 6.0 では、行間として最小値 18 ポイントの間隔があらかじめ設定されていますが、
任意に設定することが可能です。設定した行間は、選択された段落やカーソルが置かれ
ている段落のすべての行に設定されます。同じ行に文字やグラフィック、数式などの
項目が含まれる場合は、その行の最も高い項目に合わせて行間は自動的に広くなりま
す。
この資料では任意の行間の設定方法と、任意の行間を標準テンプレートの既定値とし
て使用する場合、ページレイアウトウィザードを使用した場合について説明します。
手順
◆ 行間を任意に設定する方法
-
行間を変更する段落にカーソルを移動します。(複数の段落の行間を変更する
場合は、複数行範囲指定します。)
-
[書式] - [段落] - [インデント/行間] パネルを選択します。
-
[間隔] グループボックスの [行間] ドロップダウンリストボックスから任意の
設定を選択します。[最小値] または [固定値] を選択した場合は、[間隔]
テキストボックスで行間の値を選択または入力します。
-
<OK> ボタンを選択します。
《行間のオプションの詳細》
[1 行] 行内に設定されている最も大きいフォントに合わせて、各行の行間を
設定します。たとえば、10 ポイントの文字列では、行間は文字の
実際の大きさに余分の空白が加えられ、10 ポイントより少し広く
なります。余分な空白の大きさは、使用されているフォントによって
異なります。
[1.5 行] 各行の行間を 1 行改行の 1.5 倍に設定します。たとえば、10 ポイントの
文字列に 1.5 行を設定すると、行間は約 15 ポイントになります。
[2 行] 各行の行間を 1 行改行の 2 倍に設定します。たとえば、10 ポイントの文
字列に 2 行を設定すると、行間は約 20 ポイントになります。
[最小値] 行間の最小値を設定します。指定した行間に収まらないフォント サイズ、
またはグラフィックが入力されている場合、その行だけ自動的に行間が
調整されます。
[固定値] 固定された行間を設定します。行間の自動調整は行われません。文字列
またはグラフィックが削られて表示された場合は、固定の行間で指定し
た間隔を広くしてください。このオプションは、段落内のすべての行間
を均等にします。
[倍数] 指定した割合で、行間を広げたり狭めたりできます。たとえば、行間の
割合を 1.2 に設定すると、間隔が 20% 広がります。また、割合を 0.8
に設定すると、間隔が 20% 狭まります。割合を 2 に設定すると、[2
行] を設定したときと同じ行間になります。
※『ユーザーズガイド』 P154 ~も併せてご参照ください。
◆ 標準テンプレートに既定値として使用する方法
-
[書式] - [スタイル] コマンドを選択します。[スタイル名] リストリストボック
スから "標準" を選択後、<変更> ボタンを選択します。
-
<書式> ボタンを選択後、ドロップダウンリストから "段落" を選択します。
-
「行間を任意に設定する方法」の手順を実行します。
-
[スタイルの変更] ダイアログボックスで、[テンプレートに追加] チェック
ボックスをオンに設定後、<OK> ボタンを選択します。
-
<閉じる> ボタンを選択します。
※『ユーザーズガイド』 P201 ~も併せてご参照ください。
◆ [ツール] - [ページウィザード] コマンドを使用する方法
ページレイアウトウィザード機能では、用紙サイズや印刷の向き、段組みの段数、
余白、1 行の文字数や 1 ページの行数などのレイアウトの設定を行うことが可能で
す。このページレイアウトウィザード機能を使用してレイアウトの設定を行った
場合、行間が [固定値] に設定されます。そのため、グラフィックや数式などが
挿入された場合、挿入されたオブジェクトの一部しか表示されません。その場合
は、前述「行間を任意に設定する方法」の手順で行間を [最小値] (または [1
行] )に設定します。しかし、オブジェクトが挿入された行の高さ分の行数が次
ページに送られますので、[ファイル] - [ページレイアウト設定] コマンド等を
使用して余白等の調整が必要です。
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