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サポート技術情報

[XL] 組込みダイアログボックスのコントロールに初期値を設定する方法

文書番号: 402276

最終更新日: 1997/10/21


この資料は以下の製品について記述したものです。


この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP402276

概要

本文書では、Microsoft(R) Visual Basic(R) Programming System Applications
Edition (以下 VBA) を使用して、Excel 5.0 の組み込みダイアログ ボックスに
含まれるコントロールに対して初期値を設定する方法を、サンプル モジュールと
共に解説しています。

詳細

組み込みダイアログ ボックスのコントロールに初期値を設定するには、Show メ
ソッドの引数として「名前付き引数」を使用します。使用する名前は、表示させ
るダイアログ ボックスに対応する「 Excel 4.0 マクロ」のマクロ関数の引数の
並び順によって、arg1、arg2、arg3・・・といった文字列を利用します。

サンプル

以下、「検索」ダイアグ ボックスを例に説明します。
「検索」ダイアログ ボックスは「 Excel 4.0 マクロ」の FORMULA.FIND? 関数に対応 します。
「 Excel 4.0 マクロ関数」についての詳細は、オンライン ヘルプに記載されていま すので、次の手順で参照してください。

手順

  1. [?] - [目次] コマンドを実行します。
  2. [Microsoft Excel のヘルプ] が表示されます。
  3. [Microsoft Excel オンライン リファレンス] をクリックします。
  4. [機能詳細] に含まれる [マクロ関数リファレンス] をクリックします。
  5. [マクロ関数のヘルプ] が表示されます。
  6. [マクロ関数一覧 (アルファベット順)] をクリックします。
  7. <アルファベット> ボタンから <F> をクリックします。
  8. 「 F 」で始まる関数の一覧へジャンプしますので「 FORMULA.FIND 」を クリックします。

注意

手順 5. のとき、「 Microsoft Excel のヘルプ ファイル macrofun.hlp が見つかり ません。」というメッセージが表示された場合は、お使いのハードディスクに必要
なファイルがセットアップされていないことを示しています。Excel 5.0 を終了
し、「 Excel 5.0 (または Microsoft(R) Office for Windows(TM)) 」のセット
アップ プログラムを起動して、「 Excel 4.0 マクロのヘルプ」を追加セット
アップしてください。
FORMULA.FIND? 関数の書式は次のように記述されています。
  FORMULA.FIND? (検索文字列,対象,検索条件,検索方向 (行/列),検索方向 (前/後),
  大文字/小文字)
  この場合の Show メソッドの「名前付き引数」は次のようになります。
      検索文字列       ... arg1
      対象             ... arg2
      検索条件         ... arg3
      検索方向 (行/列) ... arg4
      検索方向 (前/後) ... arg5
      大文字/小文字    ... arg6
  [検索] ダイアログ ボックスを表示する際に、"Input" という文字列を [検索文字
  列] の初期値としたいときには arg1 を、大文字と小文字の区別をする場合には
  arg6 を指定します。
  ret = Application.Dialogs(xlDialogFormulaFind).Show(arg1:="Input", arg6:=True)
  第一番目の引数だけを指定する場合は、次のようにも記述できます。
  ret = Application.Dialogs(xlDialogFormulaFind).Show("Input")

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Technology: kbExcel500 kbExcelSearch kbExcelWinSearch

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