文書番号: 402256
最終更新日: 1997/11/04
この資料は以下の製品について記述したものです。
- Microsoft(R) Word for Windows(R) Version 6.0 (以下 Word 6.0)
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP402256
概要
マクロに特殊な名前を付けると、Word 6.0 の起動や終了などの操作を行うとき、自動的
にそのマクロを実行できるようになります。ここでは自動実行マクロの種類と自動実行
マクロを実行させない方法についてご紹介します。
自動実行マクロの種類
Word 6.0 では、次の名前を使って、自動実行マクロを作成することができます。通
常のマクロと同様、自動実行マクロも対象範囲を全文書または作業中のテンプレー
トに設定することができます。ただし、AutoExec マクロは例外で、[標準] テンプ
レート、または起動ディレクトリとして指定されているディレクトリにある全文書
対象のテンプレート (標準.DOT) に保存しないと、自動的に実行されません。
マクロ名 マクロが実行されるとき
-----------------------------------
AutoExec Word を起動するとき
AutoNew 文書を新規作成するとき
AutoOpen 既存の文書を開くとき
AutoClose 作業中の文書を閉じるとき
AutoExit Word を終了するとき
自動実行マクロを実行させない方法
[Shift] キーを押し続けることで、自動実行マクロが実行されないようにすることが
できます。たとえば、AutoNew マクロを含むテンプレートを使って文書を新規作成す
る場合、[Shift] キーを押しながら、[ファイル] - [新規作成] コマンドのダイアロ
グボックスで <OK> ボタンを選択し、新規文書が画面に表示されるまで [Shift] キー
を押し続けると、AutoNew マクロは実行されません。また、自動実行マクロのトリ
ガ (きっかけ) となるマクロでは、DisableAutoMacros を使って、自動実行マクロ
が実行されないようにできます。
なお、DisableAutoMacros に関しては WordBasic ヘルプでキーワード DisableAutoMacros
の項目をご参照ください。ヘルプを表示するには、[?] - [目次] コマンドよりヘルプの
目次画面で [Word Basic を使ったプログラミング] を選択し、<検索> ボタンをクリック
します。
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Technology: kbWord600 kbWordSearch kbZNotKeyword2