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サポート技術情報

[XL]折れ線グラフでデータが0の要素は前後の要素を直線で結ぶ方法

文書番号: 401714

最終更新日: 1997/10/20


この資料は以下の製品について記述したものです。


この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP401714

概要

本文書は、折れ線グラフを作成する際、データが 0 の要素は前後の要素を直線
で結ぶ方法をまとめています。

詳細

1. 前後の要素を直線で結ぶ方法

次の表のように、数値 0 が含まれるデータを元にして折れ線グラフを作成すると、
数値 0 の要素は数値軸 0 の点にプロットされます。
[GRAPHIC: ]
数値 0 の要素を折れ線グラフにしたとき、数値軸 0 の点にプロットせずに前
後の要素を直線で結びたい場合は、数値 0 のかわりにワークシート関数である
NA 関数を使い、そのセルに数式「=NA() 」を入力します。 [GRAPHIC: ]
データの元となっているのが数値ではなく、数式によって求められた結果の値
である場合も同様に NA 関数をネスト (入れ子) にすることで、計算結果が 0
のときに前後の要素を補間することができます。
  <例>
  =IF(C2>100,C2*1.3,NA())

備考

空白セルが含まれるデータを元にして折れ線を作成する場合は、空白セルの
プロット方法を指定することができます。
目的のグラフを選択し、[ツール] - [オプション] コマンドを実行します。[グ
ラフ] パネルの [アクティブ グラフ] グループでは、次のオプションを選択す
ることができます。
  空白セルのプロット方法 (折れ線グラフの場合)
    プロットしない (空白を残す) --- 前後の要素を結びません
    値 0 でプロット --- 数値軸 0 の点をプロットします
    補間してプロット --- 前後の要素を直線で結びます

2. エラー値を非表示にする方法

NA 関数は、つねにエラー値 #N/A を返します。#N/A は、"使用できる値がな
い" ことを意味するエラー値です。NA 関数は空白セルにマークを付けるため
に利用します。まだ情報が入力されていないセルにエラー値 #N/A を入力す
ることにより、計算の対象として誤って空白セルを使ってしまうというエラーを
防ぐことができます。
これらのエラー値を非表示にする方法は次の通りです。

手順

  1. エラー値を非表示にしたいセル (セル範囲) を選択します。
  2. [書式] - [表示形式] コマンドを実行します。
  3. [セルの書式設定] ダイアログ ボックスの [フォント] パネルを選択します。
  4. [色] リスト ボックスから [白] を選択し、文字色の設定を白にします。
  5. [セルの書式設定] ダイアログ ボックスの [表示形式] パネルを選択します。
  6. [定義] テキスト ボックスへユーザー定義の書式を設定します。 [GRAPHIC: ]
  7. <OK> ボタンをクリックして設定を完了します。 6. で定義した表示形式は、「正の数」「負の数」「ゼロ」「文字列」に対す る書式として、文字色を黒で表示する設定になっています。「エラー値」 はそれらの設定の対象外のため、文字色は 4. で設定した「白」になりま す。このことによって画面表示や印刷結果ではエラー値が見えない状態 になります。
この方法には、次に記述するような問題があることをご了承ください。
  • 複雑な表示形式を設定するため、メモリの使用量が増します。[書式] - [スタイル] コマンドを使い、スタイルの定義の表示形式として指定する ことで、すべてのセルに対して設定することもできます。しかし、メモリ の使用効率を考慮すると必要なセルにだけ指定することをお勧めします。
  • 画面表示や印刷結果では、エラー値が見えない状態でも、エラー値や書式 設定の情報が存在していることは事実です。そのため表示や印刷には負荷 がかかり、表示や印刷のために必要な作業時間が増します。

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