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サポート技術情報

"互換性のないハードディスク又はデバイスドライバ"エラーでセットアップ不可

文書番号: 405996

最終更新日: 1997/11/01


この資料は以下の製品について記述したものです。


この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP405996

概要

MS-DOS 6.2/V のセットアップを行うと、次のメッセージが表示されセットアップを続行することができない場合があります。
        互換性のないハードディスクまたはデバイスドライバです
ここでは、このエラー メッセージが表示される原因とその回避方法について説明いたします。

現象

MS-DOS 6.2/V のセットアップは次にあげる項目のどれか一つがセットアップ時に確認されると、「互換性のないハードディスクまたはデバイスドライバです」とエラーを表示します。
  • 以下のソフトウェアを使用して、ハードディスクのパーティション(領域)が作成されている場合。
            DrivePro
            Everex
            Priam
    
  • Vfeature Deluxe 領域分割ソフトウェアのデバイス ドライバが CONFIG.SYS ファイルに登録されている場合。
  • Disk Manager 領域分割ソフトウェアを使用して作成されたパーティション(領域)、もしくは、そのデバイス ドライバに問題がある場合。
  • Bernoulli のドライブを使用するためのデバイス ドライバが CONFIG.SYS ファイルに登録されているが、それが MS-DOS 6.2/V に対応していない場合。
  • Iomega Bernoulli ドライブに付属のキャッシュ ソフトウェアが使用されている場合。
  • SyQuest 着脱可能ハードディスクを使用するためのデバイス ドライバが CONFIG.SYSファイルに登録されている場合。
次に、それぞれの場合の対処方法について、説明いたします。

DrivePro を使用して、パーティション(領域)を作成している場合

Micro House DrivePro(TM) または EZ-Drive(TM) を使ってハードディスクを設定してある場合、 MS-DOS 6.2/V を組み込むには、以下のいずれかの操作を実行する必要があります。
  • DrivePro または EZ-Drive のフロッピーディスクの中に DOS6INST.EXE ファイルがあれば、 DOS6INST プログラムを起動し、 あとは画面の指示に従います。(DOS6INSTプログラムは Micro House の BBS を通じて入手することもできます)
  • DOS6INST プログラムがない場合は, MHDRIVE プログラム (DrivePro をお使いの場合)または EZ-RESET プログラム (EZ-Drive をお使いの場合) を実行します。画面に表示される質問に対しては [Enter] キーを押して既定の設定を選択し、 MS-DOS 6.2/V の“セットアップ ディスク”を挿入するようにというメッセージが表示されたら、ディスクをフロッピーディスク ドライブに挿入して [Enter] キーを押してください。セットアップ プログラムの 2番目の画面が表示されたら、[セットアップを続行し, 現在のDOS のバージョンを置き換える] を選択します。(この操作を行うと、現在お使いのCONFIG.SYS および AUTOEXEC.BAT ファイルは、 MS-DOS 6.2/V の標準的なCONFIG.SYS および AUTOEXEC.BAT ファイルに置き変わります)。詳細および問題が発生した場合の処理方法については、メーカーにお問い合わせいただくようお願いいたします。

Everex または Priam を使用して、パーティション(領域)を作成している場合

ハードディスクのパーティション設定に Everex または Priam ディスク パーティション ソフトを使用している場合、セットアップ プログラムを使って MS-DOS 6.2/V を組み込むことはできません。そのため、手動で MS-DOS 6.2/V を組み込む必要があります。手動で MS-DOS を組み込む方法については、『 MS-DOS 6.2/V セットアップ ガイド』の P53 ~ P54 にある 「 2.16 手動で MS-DOS を組み込む」 を参照してください。

VfeatureDeluxe を使用して、パーティション(領域)を作成している場合

MS-DOS 6.2/V に対応した Vfeature を入手できる場合は、そちらをご使用ください。そうでない場合は FDISK コマンドを使用してハードディスクのパーティションを設定しなおし、Vfeature パーティションを削除してください。その後、手動で MS-DOS 6.2/V を組み込む必要があります。手動で MS-DOS を組み込む方法については、『 MS-DOS 6.2/V セットアップガイド』の P53 ~ P54 にある 「 2.16 手動で MS-DOSを組み込む」 を参照してください。

Disk Manager 領域分割ソフトウェアを使用して作成されたパーティション(領域)、もしくは、そのデバイスドライバに問題がある場合

CONFIG.SYS ファイルに 正しく Disk Manager のデバイス ドライバを記述し、コンピ ュータを再起動した上で、再度セットアップ プログラムを実行してください。 CONFIG.SYS ファイルに追加する記述については, Disk Manager に添付されるマニュア ルを参照してください。

Bernoulli のドライブを使用するためのデバイスドライバが CONFIG.SYS ファイルに登録されているが、それが MS-DOS 6.2/V に対応していない場合

MS-DOS 6.2/V に対応したものが入手可能かどうか、メーカーへお問い合わせください。

Iomega Bernoulli ドライブに付属のキャッシュ ソフトウェアが使用されている場合

Iomega Bernoulli ドライブのディスク キャッシュを使用している場合は、 CONFIG.SYS ファイルに記述されている Bernoulli ドライブ用キャッシュの記述を REM コマンドを使用し無効にした上で、再度セットアップ プログラムを実行してください。 セットアップが終了したら、先程の REM コマンドを削除してキャッシュの記述を再び有効にしてください.

前のバージョンの DOS がプリインストールされたマシンの場合

もし、購入時に Ver.5.0 の DOS がインストールされていたマシンを使用していて、 MS-DOS 6.2/V セットアップ時にこのようなメッセージが表示された場合は、メーカーも しくは販売店側で上記に該当するような作業をハードディスクに対して行っていること が考えられます。一度、マシンを購入した販売店またはそのメーカーに、MS-DOS 6.2/V セットアップ時のトラブルについて確認されていることがあるかお問い合わせください。

Keywords: CHECK DOS6V ERROR LIST SETUP TSHOOT KB405996
Technology: kbMSDOS620 kbMSDOSSearch

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