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サポート技術情報

DoubleSpace使用時の常設スワップファイルの問題について

文書番号: 405935

最終更新日: 1997/11/02


この資料は以下の製品について記述したものです。


この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP405935

概要

MS-DOS 6.2/V 上で Microsoft(R) Windows(TM) Version 3.1(以下 Windows 3.1) を起動させた場合、「常設スワップファイルが壊れています。」というエラーメッセージが表示されることがあります。多くの場合このメッセージは、DoubleSpace インストール後や、常設スワップファイルを圧縮ドライブ上に作成しようとした時に出ます。
ここでは、なぜこのようなエラーメッセージが出るのか、また、どうすればこの問題が回避できるかなどについて説明いたします。

圧縮ドライブに常設スワップファイルを作成できない理由

32 ビットディスクアクセスが有効になっている場合、Windows 3.1 はディスクコントローラを介して、直接常設スワップファイルにアクセスします。32 ビットディスクアクセスが無効になっている場合は、Windows 3.1 は BIOS を経由して常設スワップファイルにアクセスします。どちらの場合でも、圧縮ドライブより下位のレベルでハードディスクにアクセスするので、Windows 3.1 は圧縮ドライブ上の常設スワップファイルにアクセスしようとすると、無効なデータを読み込むことになり、その結果、エラーメッセージが表示されてしまいます。

Windows 3.1 が DoubleSpace を認識しない理由

Windows 3.1 は常設スワップファイルを、ディスク圧縮プログラム(たとえば、DoubleSpace 等のプログラム)で作成された CVF ファイル上に作成することができません。これは、Windows 3.1 が常設スワップファイルに対して直接ディスクの読み込み/書き込み作業を行うためで、従ってスワップファイルは CVF ファイルではなく、物理的なハードディスク上にある必要があります。ただし、一時スワップファイルであれば、圧縮ドライブ上に設定することも可能です。
Windows 3.1 の出荷時にはまだ DoubleSpace は開発されていなかったため、圧縮ドライブ上に常設スワップファイルを作成できないようにする機能を Windows 3.1 は持っていません。

問題の回避方法

<圧縮ドライブ上に常設スワップファイルを作成しようとした場合>

次に示す手順を参考にして、圧縮ドライブ上の常設スワップファイルを削除してから、新しくホストドライブ上に常設スワップファイルを作成するか、一時スワップファイルを作成してください。ホストドライブとは実際に DoubleSpace の圧縮ファイル( CVFファイル= Compressed Volume File )があるドライブのことです。どのドライブがホストドライブか調べるには、MS-DOS プロンプトから DBLSPACE /LIST と入力してください。「ローカル ハード ドライブ」と表示されているドライブには、常設スワップファイルを作成できます。
  1. コントロールパネル、エンハンスド モードの <スワップファイルの設定> ボタンを押します。この時、破損したスワップファイルが見つかり、このファイルの長さをゼロにするか確認するメッセージが表示されるので、ここで表示されるドライブ名を記録しておきます。
  2. <はい> のボタンを押し、[スワップファイルの設定] の中の、<変更> ボタンを選択します。そして、[ドライブ] 一覧から、圧縮ドライブ(手順 1) で表示されたドライブ)を選択し、[種類] を [なし] にします。
  3. <OK> ボタンを押すと変更確認のメッセージが表示されるので <はい> を押し、"ただちに Windows を再起動しますか?" というメッセージには、<続行> ボタンを押し、手動で Windows 3.1 を終了させます。
  4. MS-DOS のコマンド プロンプトが表示されたら、カレントを 手順 1.で記録したドライブのルート ディレクトリに移動させ、ここにスワップファイルがあるかどうか、次のように入力して確認します。たとえば、記録したドライブが D の場合:
          D:\        <Enter>
          DIR /AS 386spart.par            <Enter>
    
    もし、これでファイルがあることが確認された場合には、次の手順 5.の操作を行います。ない場合は、手順 5.はスキップして、手順 6.に進んでください。
  5. MS-DOS のコマンド プロンプト上で以下のように入力して、ファイルを削除します。
            ATTRIB -R -H -S 386SPART.PAR    <Enter>
            DEL 386SPART.PAR                <Enter>
    
  6. Windows 3.1 を再起動し、コントロールパネル、エンハンスド モードの <スワップファイルの設定> ボタンを押します。この時 "以前に作成したスワップファイルが見つかりました。しかし壊れているので削除します。" というメッセージが表示されたら <OK> を押します。
  7. <変更> ボタンを押し、[種類] を [一時] にするか、または、[ドライブ] 一覧からホストドライブ(ローカルハードドライブ)を選択して常設スワップファイルを作成します。
ホストドライブに新しい常設スワップファイルを作成する時、次のような警告メッセージが表示されることがあります。
    Windows は [望ましいサイズ] で指定されたサイズを越えるスワップファイル
    を使いません。さらに大きなスワップファイルを作成しますか?
しかし、スワップファイルの大きさがマシンに搭載されているメモリの4倍以内の場合は、Windows は [望ましいサイズ] を越える大きさのスワップファイルを使用することができます。

< DoubleSpace をインストールした後エラーが出る場合>

DoubleSpace インストール後にスワップファイルが壊れているとのエラーメッセージが表示される場合は、常設スワップファイルのあるドライブ名の変更が、Windows のSYSTEM.INI ファイルに反映されていない可能性があります。(この時、エラーメッセージが表示される代わりに、Windows が起動する時にシステムが停止してしまう場合もあります。)この問題を回避するには、前述の<圧縮ドライブ上に常設スワップファイルを作成しようとした場合>を参照してください。
また、もし Windows 3.1 が起動しなくなった場合は、次の手順をお試しください。
  1. テキストエディタ( MS-DOS Editor など)で Windows 3.1 の SYSTEM.INI ファイルを開き、[386enh] セクションに
              Paging=NO
    
    という行を追加します。
  2. SYSTEM.INI の変更を保存して、テキストエディタを終了させます。
  3. Windows 3.1 を起動させます。あとは、前述の「圧縮ドライブ上に常設スワップファイルを作成しようとした場合」を参照してください。

<トラブルシューティング>

非圧縮ドライブに、常設スワップファイルを作成するのに十分なディスク空き領域がない場合は、ホストドライブからファイルを削除するか、または圧縮ドライブのサイズを小さくする必要があります。
例えば、C ドライブを圧縮して、H ドライブがホストドライブの場合、次に示すコマンドを使えば、圧縮ドライブのサイズを小さくして、ホストドライブに 12MB の空き領域を作ることができます。
      DBLSPACE /SIZE /RESERVE=12 C:
もし、「 C ドライブは分断化が進んでいて、サイズの変更ができません。」という内容のエラーメッセージが表示された場合は、MS-DOS プロンプトから次のように入力して、ディスクの最適化を実行してください。
      DEFRAG /H /Q C:
また、一時スワップファイルは、圧縮ドライブ、非圧縮ドライブのいずれにも作成することができます。

詳細

DoubleSpace についての詳しい情報は、MS-DOS プロンプトから HELP DBLSPACE と入力するか、または、DBLSPACE と入力後、ヘルプのメニューから知りたい内容を選択してください。

Keywords: DBLSPACE DOS6V KBRAID SWAPFILE KB405935
Technology: kbMSDOS620 kbMSDOSSearch

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