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サポート技術情報

[MXC]CodeView(R) Version 4.0 のリモートデバッグの使い方

文書番号: 402059

最終更新日: 1999/08/19


この資料は以下の製品について記述したものです。


この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP402059

概要

この資料は、C/C++ 7.0A に添付の Microsoft(R) CodeView(R) for MS-DOS(R)
Version 4.0(以下 CodeView for MS-DOS 4.0) のリモートデバッグの機能の利用方法に ついて説明しています。

詳細

C/C++ 7.0A よりリモートデバッグの機能が新たにサポートされました。これによって、 ターゲットとなる実行プログラムをリモート操作することができ、飛躍的に効率よく デバッグする環境を整えることが可能になりました。
ただ、リモートデバッグ機能は通信プログラムのランタイム効率を重視しているため、 セットアップまでに多少の手続きが必要となります。このドキュメントはその導入まで の手続きをわかりやすく解説することを目的として作られました。参考にしていただ ければ幸いです。

テスト環境

以下のような環境でテストを行いました。
  HOST(DOS):      NEC PC-9801FA
  TARGET(DOS):    NEC PC-9801N(16BIT CPU:V30)
  その他:         98 用 RS-232C クロスケーブル
  リモートデバッグ用の TOOLS.INI ファイル
Microsoft(R) CodeView(R) for MS-DOS(R) Version 4.0(以下 CodeView for MS-DOS
4.0) を立ち上げる前に HOST 側の TOOLS.INI ファイルの [CV] セッションに
CodeView for MS-DOS 4.0 で使用する DLL を指定します。
  TOOLS.INI [CV] セッション記述例:
  .
  .
  [cv]
    Symbolhandler: A:\C700\BIN\SHD1.DLL
    Eval:          A:\C700\BIN\EED1CAN.DLL .C .H .ASM
    Transport:     A:\C700\BIN\TLD1COM.DLL com1:9600
    Native:        A:\C700\BIN\EMD1D1.DLL
  ; Model:         A:\C700\BIN\NMD1PCD.DLL //P-CODE 用実行モデル
  必要なファイル
  リモートデバッグを始める前に以下のファイルが必要です。

ホスト側

  • CV.EXE
  • 必要な DLL ファイル
  • *デバッグ情報を含む(ターゲット側と全く同じ)実行ファイル、ソースファイル

ターゲット側

  • *デバッグ情報を含む(ホスト側と全く同じ)実行ファイル
  • RCVCOM.EXE
* 印はホスト、ターゲット共に同じ同じドライブ名の同じパスのディレクトリ上に 存在していなければなりません。

ディレクトリ構成例

  ホスト側         ターゲット側
  A:\REMOTE         A:\REMOTE
    CVTEST.EXE         CVTEST.EXE
    CVTEST.C

RCVCOM について

ターゲット側で起動します。PORT 番号と BAUDRATE を引数で設定するか、TOOLS.INI ファイルの [RCVCOM] セッションで記述します。BAUDRATE はホスト側の TOOLS.INI
で記述された RANSPORT の BAUDRATE と同じにします。

コマンドラインの例

   RCVCOM /P COM1:9600 /R

起動の際の注意

まず、ターゲット側の RCVCOM.EXE を起動します。RCVCOM はホスト側から CodeView for MS-DOS 4.0 デバッグセッションが開始されるのを待ちます。ホスト側の
TOOLS.INI ファイルに DLL の指定をしていないときは CodeView for MS-DOS 4.0
起動時に実行ファイル名をパラメータで指定せずに起動し、<Configure Remote...> で DLL のパスを指定します。

制限事項

MS-DOS 用 CV.EXE をホスト側で起動する際、CodeView for MS-DOS 4.0 は Windows の MS-DOS 互換ボックスからの COMMUNICATION をサポートしません。ホストが MS-DOS の 場合、MEMORY SERVER による DPMI の環境で行う必要があります。

詳細

  • CodeView は米国 Microsoft Corporation の登録商標です。

Keywords: KBINFO KB402059
Technology: kbAudDeveloper kbVCsearch kbZNotKeyword3 kbZNotKeyword8

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