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サポート技術情報

[MSVC]セットアップ トラブル シューティング

文書番号: 402031

最終更新日: 2003/11/12


この資料は以下の製品について記述したものです。


概要

この資料は、Visual C++ 1.0 のセットアップ時のトラブルに関して、
お客様より弊社に寄せられた情報を紹介したものです。

詳細

  • Microsoft(R) Windows(TM) Operating System Version 3.1 (以下 Windows 3.1) の プログラムマネージャに登録されるグループファイルが壊れたり、消してしまった 場合。 /F オプションを付けて Visual C++ 1.0 のセットアッププログラムを起動すると、 ファイルのコピーはおこなわず、グループファイル、SYSTEM.INI, TOOLS.INI の作成 をおこなえます。( TOOLS.INI は プロフェッショナル版の場合のみ)
  • SETUP.EXE 起動時に「メモリ又はディスク容量が足りません」のメッセージが出る。 MS-DOS の環境によって ハード ディスク、メモリの空き容量ともに充分あるにもか かわらず以下の様な状態でこのメッセージが出ることが確認されています。 Windows 3.1 を起動する際に WINDOWS ディレクトリ以外から起動しているか、PATH の設定を "PATH=" ではなく、"SET PATH=" で設定しているとき。
  • NEC PC-9800 シリーズで Windows 3.1 で Visual Workbench (ビジュアル ワーク ベンチ: Visual C++ 1.0 の統合環境) の 「プロジェクト (P) 」 メニューが左に ずれて画面からはみ出して表示される。 画面解像度を 640 × 400 16 ドット フォントにした場合、開いているプロジェクト ファイルの名前が長いときに「プロジェクト (P) 」 のプルダウンメニューが表示し きれずに左にずれてしまいます。なおこれはマウスでプルダウンメニューを表示した ときに発生し、キーでの操作では正常に表示されます。 12 ドット フォントを使用すれば問題ありません。
  • NEC PC-9800 シリーズで Visual C++ 1.0 インストール後 Windows 3.1 を再起動 するとエラー PHARLAP.386 MSG 1 - Error during startup - aborting load! が でる。 MS-DOS(R) 用 マウス ドライバ (MOUSE.COM、 MOUSE.SYS) Version 8.xx を入れてい る場合におこります。Windows 3.1 と Microsoft(R) Mouse には Version 8.2x のマ ウスドライバが添付されています。 MS-DOS 5.0 に添付の マウスドライバ (Version 7.x) をご使用ください。 また Visual C++ 1.0 のプロフェッショナル版に添付されている Microsoft(R) CodeView(R) for Windows(TM) Version 4.15 は、 マウスドライバ Version 7.x に のみ対応しています。 (詳細は、README.WRI を参照してください)
  • ちゃんとインストールしたのに 「不当なコピーです」 のメッセージがでる。 ハードディスクの容量が不足ぎみのときに発生した事例があります。 Visual C++ 1.0 のセットアップ プログラムは、Visual C++ 1.0 のディレクトリに 必要なファイルをコピーする以外に、WINDOWS の SYSTEM ディレクトリにもいくつか のファイルをコピーします。 しかし、セットアップ は Visual C++ 1.0 のディスク容量しかチェックをしません。 もし Windows 3.1 のインストールされているドライブと Visual C++ 1.0 をインス トールするドライブが異なる場合セットアップ プログラムはディスク容量を正しく 判定出来ません。Windows 3.1 のインストールされているドライブが異なる場合、 Windows 3.1 のドライブに最低3メガバイトの空き容量を確保しておいてください。 Visual C++ 1.0 のセットアップ プログラムはインストールする際に、お客様の名 前を以下の4つのファイルに登録します。
          APSTUDIO.EXE、 MSVC.EXE、 MFCAPPWZ.EXE、 MFCCLSWZ.DLL
    
    これらのファイルが正しく書き換えられないと「不正なコピーです」のメッセージ が出てしまいます。 また MS-DOS(R) Version 6 .x に添付の VSAFE が常駐している状態 だと正常にセッ トアップ プログラムが動作しないことや、そのほかの常駐プログラムが入っている と必要なファイルのコピーと書き換えが正常に行われない ことが確認されています。 日本語版でも同様の原因と思われますので、 Visual C++ 1.0 のセットアップの際 には、Windows 3.1 起動に必要のないデバイスドライバ、常駐プログラムをすべて外 した状態で SETUP.EXE を起動してください。 再度セットアップを行う際には、「インストール時のオプション」ダイアログで以 下の項目にチェックをして以前にインストールしたディレクトリにセットアップして ください。
          Microsoft Visual Workbench(V)
          Microsoft App Studio: リソース エディタ (A)
          Microsoft Foundation Class (U)
    
Microsoft(R) C/C++ Development System for MS-DOS(R) and Windows(TM) Version 7.0A (以下 C/C++ 7.0A) を消してもいいのでしょうか
     Visual C++ 1.0 をご使用になる際に C/C++ 7.0A のコンポーネントは一切必要あり
    ません。今後 C/C++ 7.0A をお使いになることがないのであれば、C/C++ 7.0A をイ
    ンストールしたディレクトリごと削除してもかまいませんが、その際に C/C++ 7.0A
    をインストールした際に Windows 3.1 の SYSTEM.INI の書き換えが行われています
    のでそれを元に戻す必要があります。
     具体的には、SYSTEM.INI の [386Enh] セクション中に
       device=C:\C700\BIN\vpfd.386
       device=C:\C700\BIN\vmb.386
  といった記述がされていますので、これらの行を Windows 3.1 を起動する前に削除
  しておいてください。(上の "C:\700" は C/C++ 7.0A をインストールしたディレク
  トリ名です。お客様の設定によっては異なっていることもあります)
  いままで C/C++ 7.0A で開発してきたプロジェクトを Visual C++ 1.0 に移行して
  開発を続ける場合は注意が必要です、特に C/C++ 7.0A でコンパイルした (Cランタ
  イム ライブラリを使用している) オブジェクトやライブラリは、Visual C++ 1.0 で
  コンパイルしなおしてください。また開発環境を変更する時間を考えると、今まで
  の開発環境をそのまま使用した方が効率的な場合もまれにあるようです。

詳細

  • Windows、Visual C++ は米国 Microsoft Corporation の商標です。

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Technology: kbAudDeveloper kbVCsearch

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