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サポート技術情報

[VC1x] "Internal error ... WINTEE.PIFの開始が検出できません"

文書番号: 401999

最終更新日: 2003/11/10


この資料は以下の製品について記述したものです。


概要

この資料は、Visual Work Bench において発生する以下のエラーの原因と解決方法に ついて説明したものです。
  Internal error:
    "C:\MSVC\BIN\WINTEE.PIF" の開始が検出できません。

詳細

プロジェクトのビルドまたはコンパイル時にアウトプット ウィンドウに「初期化中..」 と表示された後にエラーが発生する場合、以下の設定を確認してください。

1. IBM 製 DOS/V 環境の場合

CONFIG.SYS で MS-DOS 用かな漢字変換のデバイス ドライバ $IAS.SYS を組み込まれ ている場合に発生することが確認されています。恐れ入りますが、ビルド作業時には $IAS.SYS を組み込まない設定に変更してください。

2. SYSTEM.INI [386Enh] セクションの設定

以下の 2 行が記述されていることを確認してください。
       AllVMsExclusive=False
       WinExclusive=0

3. コントロール パネル『エンハンスド モードの設定』

[MS-DOS アプリケーションとの占有時間の割合] で [フォア グラウンド時に独占 (E)] のチェックを外してください。また、処理速度の遅いハードウェアの場合は、
[バック グラウンド時の割合] を標準の 50 より多めに設定するとビルド速度が
上がります。

4. Visual C++ アイコンの登録内容の変更

アイコンの登録内容の変更機能でプログラム マネージャの Visual C++ (MSVC.EXE)
アイコンのコマンドラインに /V オプションをつけてください。

5. WINTEE.PIF の設定

PIF エディタで MSVC\BIN\WINTEE.PIF を開き [実行形態:バックグラウンドでも実行] がチェックされていることを確認してください。チェックされていなければチェック をつけてください。[実行形態: 他のプログラムを止めて実行] はチェックは付けない でください。
環境により、以下の設定を変更することで回避できることもあります。
  1. [必要な EMS メモリ:] の [最大] 設定を [0] に設定する。
  2. [使用する VRAM] を [グラフィックス] に設定する。
  3. [画面モード] を [日本語モード (J)] に設定する (DOS/V 用の場合のみ)。

6. 未確認注意事項

以下の事項が原因で同様の現象が発生することもあるようです。注意してください。
  • フリーウェア等の Microsoft Windows Operating System Version 3.1 (以下 Windows 3.1) 用シェルプログラムを使用している場合。
  • MS-DOS アプリケーションの動作に影響する Windows 3.1 プログラムを使用してい る場合。
  • ディスプレイ ドライバのバージョンや設定による場合。
  • EMS が使用しているページフレームが拡張ボードなどが使用している領域と重なっ ている場合。
  • RAMDRIVE.SYS を使用している場合。
これらの設定が正しいのにエラーが発生する場合、CONFIG.SYS で登録しているデバイス ドライバを HIMEM.SYS のみ (DOS/V の場合はその他 JFONT、JDISP などを含めて DOS 起動に最低限必要な状態) にし、常駐プログラムも全て起動させない設定で MS-DOS を 再起動してください。

詳細

  • Visual C++ は、米国 Microsoft Corporation の登録商標です。

Keywords: KBPRB Q112008 VC10 VC15 KB401999
Technology: kbAudDeveloper kbVCsearch

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