本ページは公開が終了した情報の複製であり、掲載時点での情報です。本ページに記載されている内容について各所に問い合わせることはご遠慮下さい。
サポート技術情報

[MSVC] Visual C++ 1.5 の README.WRI(7/8)

文書番号: 401975

最終更新日: 1999/08/19


この資料は以下の製品について記述したものです。


この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP401975

概要

この資料は、Visual C++ 1.5 に添付されている README.WRI の以下の章を抜粋した
ものです。
  第 11 章 その他の注意点

第 11 章 その他の注意点

Windows 3.1 のディスプレイを 32,000 色以上のフルカラーでご利用の場合にセットアップを行うときの注意

Windows 3.1 のプログラムマネージャのリソース管理の仕様のために、上記の
場合ひとつのグループに登録できるアイコンの数が大幅に制限されます。その
ため VC++1.5 のセットアップが、プログラムマネージャに新たに作成したグルー
プにひとつずつアイコンを登録する際に、エラーとなる場合があります。
そのときは、Windows のディスプレイの色数を 256 色に落とすなどしてセット
アップを行い、その後でいくつかのアイコンを他のグループに移してからディス
プレイの色数を元にもどし、移動させたアイコンを可能な数だけひとつずつ元の
グループにもどしてご利用ください。
これは Windows 3.1 だけの問題で、Windows NT 3.5 ではこのような現象は起きま
せん。

.DEF ファイル内の STUB エントリを NONE にしない

.DEF ファイル内の STUB エントリを NONE にしてはいけません。STUB NONE の
状態でビルドしたアプリケーションは MS-DOS プロンプトから実行したときに
システムをロックして Windows 上でロードできなくなります。

ファイルのベース名を重複させない

プロジェクト内の各ファイルのベース名は重複してはいけません。例えば同一
プロジェクト内に MYAPP.C と MYAPP.CPP の 2 つのファイルが存在する場合、
各ソース ファイルについて MYAPP.SBR ファイルを生成するときに名前の衝突が
生じます。

ネットワークとの互換性

Visual C++ の実行には、80386 プロセッサをサポートするネットワーク バー
ジョンが必要です。80286 以前のプロセッサしかサポートしないネットワーク
では実行できません。

オンライン ヘルプの表示について

640 X 480 以下の解像度のコンピュータで Visual C++ のオンライン ヘルプ シ
ステムをお使いになるときは、12 ドットのシステム フォントをお使いになること
をお勧めします。
一部のオンライン ヘルプのトピックは情報量が多く、これらのシステムで 16
ドット以上のシステム フォントをお使いの場合、すべてのトピックを表示しき
れない場合があります。

MOVE (Microsoft Overlay Virtual Environment) について

MOVE は、グラフィックス ライブラリおよび p-code を使ったアプリケーションに
対応していません。

Windows ディレクトリについて

Windows がルートディレクトリにインストールされている場合、Visual WorkBench
は、エラーメッセージ : "Cannot open the SYSTEM.INI file to test for the presence of the MMD.386 driver. Subsequent builds may fail." を表示して 終了します。

環境変数について

環境変数として、G, GO, GOT, GOTN, GOTNT, T, TN, あるいは TNT が使われている
場合、次に示すエラーでコンパイラなどの 32 ビット MS-DOS 対応の拡張プログラ
ムが終了します。
  DOSXNT : fatal error DX1350: cannot load program
  DOSXNT : fatal error DX1270: command line error
  DOSXNT : fatal error DX1270: command line error

フォントファイルについて

この製品に含まれているフォントファイル (HELVB.FON、MODERN.FON、ROMAN.FON、
SCRIPT.FON) の著作権は、米国 Bitstream 社に帰属します。
これらのフォントファイルを利用したアプリケーションを販売する場合は、米国
Bitstream 社の許可が必要です。

MAPSYM.EXE について

セットアップ プログラムがインストールする MAPSYM.EXE (デフォルトのディレ
クトリは \MSVC\BIN) は、ダブルバイトのファイル名をサポートしていません。
もしダブルバイトのファイル名を持ったファイルを処理したいときは、インス
トール CD-ROM の \MSVC15\BIN\MAPSYMJ.EXE のファイル名を MAPSYM.EXE に
変更して、元の MAPSYM.EXE の代わりにお使いください。ただし、この
MAPSYMJ.EXE につきましては Windows NT 3.1 及び 3.5 での動作を保証して
おりません。

CTL3DV2.DLL について

VC++ のセットアップ開始時に Microsoft Office Manager など 3D ウィンドウが
表示されるアプリケーションが実行されていると、セットアップの途中で、
"...\CTL3DV2.DLL は現在使われているので、削除や変更はできません。すべての アプリケーションを終了し、<再試行> を選択してください。" というダイアログボ ックスが表示されることがあります。VC++ のセットアップ開始前にあらかじめ終了
させておいてください。

PATCHDLL.BAT と FASTADD.OBJ について

Windows の DLL 内で、C のランタイム関数の sin()、cos()、sinl()、cosl()
に pi/2 (2 分のパイ) の倍数に近い数値を渡して呼び出すと、不正な結果が
返ってくることがあります。Windows の DLL ランタイムライブラリが置かれ
ているディレクトリ (初期値では \MSVC\LIB) にある Patchdll.bat を実行する
と、該当するランタイムライブラリ内の fastadd.obj モジュールをこの問題が
解決されたモジュールと入れ替えます。

CDK をインストールする場合

Visual C++ 1.5 をインストールする際に Custom installation を選び、OLE SDK
ボタンをクリックして Tools チェックボックスを X にしてください。

NTHOST.HLP に記述されている Windows Service Pack 1 について

Windows Service Pack 1 は、英語版 Windows NT 3.1 が対象です。日本語版の
Windows NT 3.5 をお使いの場合は必要ありません。

Keywords: KBINFO VC15 KB401975
Technology: kbAudDeveloper kbvc150 kbVCsearch

inserted by FC2 system