文書番号: 401846
最終更新日: 2004/03/31
この資料は以下の製品について記述したものです。
- Microsoft(R) Visual C++(TM) Development System Standard Edition forWindows(R) Version 1.0
- Microsoft(R) Visual C++(TM) Development System Professional Edition forWindows(R) Version 1.0
- Microsoft(R) Visual C++(TM) Development System for Windows(R) Version 1.5(以下 Visual C++ 1.5)
概要
この資料は、リンク時に発生する以下のエラーの原因と解決方法について説明
したものです。
LINK : fatal error L1089: filename : cannot open response file
ヘルプやドキュメントの解説
『 リンカが指定の応答ファイルを見つけられませんでした。』
詳細
ヘルプに基づいてお調べ頂いた上で、問題を発見できない場合、以下の内容について
ご検討ください。
原因
-
起動している LINK.EXE が製品添付のものより古いバージョン。
リンカのバージョン番号は、起動時に表示されるメッセージの右端で確認
できます。
エラーが発生したディレクトリと製品添付のリンカのあるディレクトリで
LINK を起動しバージョン番号が異なれば、環境変数 PATH の設定で、使用中
の言語製品のディレクトリより前に、他の LINK.EXE を含むディレクトリの
指定があります。
Ver3.05 の LINK.EXE (MS-DOS Ver3.3D などに添付) が起動している場合の
エラーメッセージは、エラー番号 L1089 を伴わない以下の表示となります。
Cannot open response file : ""
-
環境変数 TMP が正しく設定されていない。
統合環境を利用してプログラムを作成する場合、リンカのコマンドライン
パラメータは統合環境が作成する応答ファイルに記述されますが、この応答
ファイルはテンポラリファイルです。TMP が不正であれば、テンポラリファイ
ルが作成できません。
対処方法
-
環境変数 PATH の設定で、言語製品のディレクトリを、他の LINK.EXE を
含むディレクトリより前に指定してください。
-
環境変数 TMP を正しく設定してください。指定するディレクトリは任意です
が、ハードディスクなどの十分な空き容量のあるデバイスを指定してください。
Keywords: KBPRB VC10 VC15 KB401846
Technology: kbAudDeveloper kbvc150 kbVCsearch