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サポート技術情報

[QC20]時間関数の使用期限と注意点

文書番号: 401791

最終更新日: 1998/03/23


この資料は以下の製品について記述したものです。


この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP401791

概要

この資料は、時間を処理する標準ライブラリ関数の使用期限と注意点について説明した ものです。

詳細

時間を処理するプログラムでは、まずハードウェアや OS そのものが扱える期間を
考慮する必要があります。
過去については、DOS では 1980年より前の時間をサポートしていません。
未来については、DOS により異なりますが関数の限界が先になりますので、必要に
応じて DOS の仕様をご確認ください。
時間関数は、グリニッジ標準時 (GMT) 1970/01/01 00:00:00 からの経過時間を秒
単位で地方標準時への修正を伴い処理します。
環境変数 TZ で設定する地方標準時のデフォルトは日本時間 (JST-9) です。 tzset
関数のヘルプには太平洋標準時 (PST8PDT) とありますが、これは誤記です。
グリニッジ標準時と日本時間の差は 32400(秒) です。
時間関数で使用する time_t 型の定義は signed long ですので、0 から
2,147,483,647 ( =LONG_MAX ) まで扱えます。
各時間関数の使用期限は以下の通りです。
  関数名     変換元                              変換後
  -------------------------------------------------------------------
  time       システム時間 2038/01/19 12:14:07    LONG_MAX
  ftime      システム時間 2038/01/19 12:14:07    LONG_MAX
  ctime      LONG_MAX-32400                      2038/01/19 03:14:07
  localtime  LONG_MAX-32400                      2038/01/19 03:14:07
  gmtime     LONG_MAX                            2038/01/19 03:14:07
  mktime     2038/01/19 03:14:07                 LONG_MAX-32400
  asctime    tm 構造体で許される値
ctime, asctime 関数は、静的に割り当てられた共通のバッファ (文字列) を使用
します。
ctime, gmtime, localtime, mktime 関数は、静的に割り当てられた共通のバッ
ファ (tm 構造体) を使用します。
関数の呼び出しにより、以前の呼出結果は破壊されますので必要に応じて別のバッ
ファにコピーしてください。

詳細

  • Visual C+ は、米国 Microsoft Corporation の商標です。

Keywords: KBINFO KB401791
Technology: kbAudDeveloper kbCCompSearch kbQC200 kbZNotKeyword3

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