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サポート技術情報

[MSVC] ドキュメントの型を表す文字列リソースの書式

文書番号: 129095

最終更新日: 2004/01/23


この資料は以下の製品について記述したものです。


概要



この資料は、ドキュメント テンプレート文字列の書式について説明したものです。

詳細

ドキュメント テンプレートには、文字 '\n' で区切られた 7 つの部分文字列で構成される文字列リソースが含まれます。それぞれの部分文字列には、ドキュメントの型を表す情報が含まれています。文字列リソースは、Visual C++ 1.0 1.51 では AppStudio により、Visual C++ 2.0 以降ではリソース エディタにより編集できます。

文字列の書式

特定の部分文字列が不要であり含まれない場合にも、'\n' をデリミタ (区切り文字) として使わなければなりません。文字列の終わりの '\n' は省略できます。

    IDR_MAINFRAME <windowTitle>\n<docName>\n<fileNewName>\n
                  <filterName>\n <filterExt>\n<regFileTypeID>\n
                  <regFileTypeName>\n

部分文字列

  <windowTitle>    アプリケーションのウィンドウのタイトル バーに表示されている
                   名前 (例: "Microsoft Excel")。SDI アプリケーション用の
                   ドキュメント テンプレートにおいてのみ有効。

  <docName>        デフォルトのドキュメントの名前の主要部分 (例: "Sheet")。
                   [ファイル] メニューの [新規作成] コマンド選択時、この主要部分
                   に数字を付加したものが、この型の新しいドキュメントの
                   デフォルト名 (例: "Sheet1" または "Sheet2") となります。
                   指定されていない場合、"Untitled" になります。

  <fileNewName>    ドキュメントの型名。アプリケーションが複数のドキュメント型を
                   サポートしていると、この文字列が [ファイル新規作成]
                   ダイアログ ボックスに表示されます (例: "Worksheet")。指定
                   されていないと、[ファイル] メニューの [新規作成] コマンド
                   においてドキュメント型を特定できません。

  <filterName>    ドキュメント型の説明と、この型のドキュメントを検索するときの
                  フィルタとなるワイルドカードです。この文字列は、
                  [ファイルを開く] ダイアログ ボックスのファイルの種類を示す
                  ドロップダウン リストに表示されます
                  (例: "Worksheets (*.xls)")。指定されていないと、[ファイル]
                  メニューの [開く] コマンドにおいてドキュメント型を特定
                  できません。

  <filterExt>     この型のドキュメントのファイル拡張子 (例: ".xls") です。
                  指定されていないと、[ファイル] メニューの [開く] コマンドに
                  おいてドキュメント型を特定できません。

  <regFileTypeID> Windows が管理しているレジストリ データベースに格納される
                  ドキュメント型の識別子です。この文字列は内部でのみ使用
                  されます (例: "ExcelWorksheet")。指定されていないと、
                  Windows のファイル マネージャは、このドキュメントの型を登録
                  できません。

  <regFileTypeName> Windows が管理しているレジストリ データベースに格納される
                   ドキュメント型の名前です。この文字列は、レジストリ 
                   データベースにアクセスするアプリケーションのダイアログ 
                   ボックスに表示されます (例: "Microsoft Excel Worksheet")。

Visual C++ 5.0 に含まれる MFC チュートリアル サンプル Scribble STEP4 におけるドキュメント テンプレート文字列です。MDI アプリケーションであり最初の部分文字列は使われないため、文字列は \n から始まります。
    IDR_SCRIBTYPE \nScribb\nScribb\nScribble Files (*.scb)\n.SCB
                  \nScribble.Document\nScribb Document

    <windowTitle>      未定義
    <docName>          Scribb
    <fileNewName>      Scribb
    <filterName>       Scribble Files (*.scb)
    <filterExt>        .SCB
    <regFileTypeId>    Scribble.Document
    <regFileTypeName>  Scribb Document

関連情報

クラス ライブラリ リファレンス
  CDocTemplate
  CSingleDocTemplate
  CMultiDocTemplate

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 129095 (最終更新日 1997-12-12) をもとに作成したものです。


Additional query words: appstudio resource

Keywords: GetDocString KBINFO VC4x KB129095
Technology: kbAudDeveloper kbMFC kbvc100 kbvc150 kbVC151 kbVC152 kbVC16bitSearch kbVC200 kbVC210 kbVC32bitSearch kbVC400 kbVC410 kbVC420 kbVC500 kbVC500Search kbVC600 kbVCsearch

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