日本アイ・ビー・エム株式会社
昭和56年7月9日
日本アイ・ビー・エム株式会社(椎名武雄社長)は、9日、IBM3270情報表示システム(カラー、漢字を含む)の販売価格および月額保守料金の値下げ、3274制御装置の新モデルを発表しました。
IBM3270の値下げ幅は、販売価格で約6〜10パーセント、本体の月額保守料金で最高約21パーセントです。一部付加機構については、最高約30パーセントです。
販売価格の値下げは即日、また月額保守料金の値下げは、本年8月1日より実施されます。
また、IBM3274制御装置に、より新しいストレージ技術を採用した新モデルを追加しました。新しい3274制御装置は、表示装置、印刷装置を任意の組合せで最高32台まで接続できます。機能記憶容量は64Kと128Kバイトの2種類があり、ホスト・システムへの接続形態の組合せにより合計7種類のモデルからなっています。
これらの新モデルを含めて3274制御装置は、高速通信インターフェース、内蔵モデムの追加およびシステム・ネットワーク体系(SNA)におけるネットワーク管理機能面での強化を行いました。
価格(概算) | 標準レンタル 月額料金 |
24か月リース契約 月額料金 |
販売価格 |
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3274制御装置(64Kバイトのモデル) | 12万5,000円〜17万7,000円 | 10万6,000円〜15万1,000円 | 298万円〜424万円 |
3274制御装置(128Kバイトのモデル) | 15万5,000円〜20万9,000円 | 13万3,000円〜17万8,000円 | 370万円〜496万円 |
3274新モデルの製造工場は、ブラジルIBMのスマーレ工場で、客先向け初出荷は、本年第4四半期を予定しています。