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カラー表示装置、印刷装置を発表
日本アイ・ビー・エム

 日本アイ・ビー・エム株式会社(稲垣早苗会長)は、2日、新しいカラー表示装置とカラー印刷装置を発表しました。
 これは、高品質のカラー表示を備えており、また、低価格のモジュラー方式の表示装置で、導入が容易なように設計されています。
 新しいIBM3279カラー表示装置は、モデルおよびプログラミングによって、4色のものと7色のカラー表示ができるものとがあります。これらはいずれも現行の適用業務のデータを、カラー表示の英数字データや図形に変換することができます。この結果、ユーザーは例えば在庫管理業務では、発注点に達した在庫や顧客の受注残などをカラー表示により強調することができます。
 また、新しいIBM3287カラー印刷装置は、4色のカラー・カートリッジ・リボンを使用し、カラー表示装置上に表示された英数字や図形データを印刷することができます。レポート類、図形、グラフ、客先独自の符号や商標等も4色で印刷することが可能です。
 情報の表示にカラーが加わったことは、情報表示の次元の拡大と言うことができ、表示された内容の理解をより容易にすることができます。またカラー表示には見た感じの良さ、読みやすさ、内容の把握の容易さ、複雑な内容の単純化などの利点も考えられます。

<価格・製造工場・客先向け初出荷>

価格

 IBM3279カラー表示装置の買取り価格は、画面の表示能力と表示可能なカラー数により、約106万円から約164万円となります。2年リース契約による月間使用料金は、同じく約26,000円から約40,000円となります。標準月額賃貸料金は、同じく約31,000円から約47,000円となります。

 IBM3287カラー印刷装置の買取り価格は、印刷速度により、約208万円から約302万円となります。2年リース契約および標準月額賃貸料金は、同じくそれぞれ、約62,000円から約97,000円、約73,000円から約113,000円となります。

製造工場

 IBM3279カラー表示装置およびIBM3287カラー印刷装置の開発は、英国IBMのハーズレー研究所および米国IBMのエンディコット研究所で行われました。製造はIBM3279カラー表示装置については藤沢工場、IBM3287カラー印刷装置についてはブラジルIBMのスマーレ工場で行われます。

客先向け初出荷

 客先向け初出荷は、昭和55年第3四半期より開始される予定です。

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