仕様一覧:COSMO TERMINAL-D

マイコンショップ「コスモス」チェーンを運営していたアスターインターナショナルから1977年に発売されたパソコン。CPUに8ビットマイクロプロセッサ モトローラ社6800互換のパナファコム社製MB8861を搭載。本体の形状は米国Processor Technology社のSOL-20のような外観をしていますが、アーキテクチャーは1975年頃に米国Southwest Technical Products Corporation (SWTPC)社(1977年に日本支社を設立)から発売されて定評があったデスクトップコンピュータ「6800 Computer System」に類似しています(クローンという説もあり)。一説には日本初のパーソナルコンピューターと言われています。しかし、パソコンとは言っても誰でもすぐに使えるものではなく、技術的な知識が必要になる、マニア向けの物だったと思われます。工業製品ではないのでしっかりした量産体制など無く、発売直後は予約注文が半年待ちなんてことがあったらしいです。しかし意外にも、海上保安庁水路部測量課で水底調査に使われていた実績があります。

製品名 COSMO TERMINAL-D
モデル Model-01 Model-11 Model-02 Model-12
発売日 1977年9~10月頃
CPU MB8861N 1MHz
ROM モニタROM(COSMOBUG) 1KB+MIKBUG 1KB
標準RAM 2KB 16KB
表示機能 テキスト64桁x16行(7x9ドットフォント、カラー7色)
- モノクロCRT付き - モノクロCRT付き
その他機能 MB8525(i2708相当)用PROMライター内蔵(ソフトは別売)
その他I/F TTY I/F、プリンター出力、CMT I/F
システム価格 ¥299,000 ¥349,000 ¥399,000 ¥449,000

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