Windows XP Professional SP1 通常版リテールパッケージ

Windows XP Professional Service Pack 1 適用済
種類 オペレーティングシステム
必要環境
  • コンピュータ本体
    300MHz以上のCPUを推奨
  • メモリ: 128MB以上推奨
  • ハードディスク: 1.5GB以上
  • グラフィック: Super VGA(800x600)以上の高解像度ディスプレイ
  • 光学ドライブ: CD-ROMドライブまたはDVDドライブ
  • その他: キーボード、Microsoft Mouse、Microsoft IntelliMouse または互換性のあるポインティングデバイス
価格 オープン(実売価格:33,000円)
JAN 4988648135024
発売年 2002年(初版は2001年11月16日)
メーカーマイクロソフト株式会社, Microsoft Corporation
内容物
  • CD-ROM 1枚
  • お使いになる前に
  • ユーザーインターフェイスガイド
  • Windows XP ファーストステップガイド
  • ユーザー登録依頼書
  • 品質保証規定
写真Image: Windows XP Professional SP1 パッケージ表 Image: Windows XP Professional SP1 パッケージ裏

機能的には、ベースはWindows 2000を引き継ぎつつ、Windows Meで追加された機能を改良して搭載した。ユーザーインターフェイスはデザインが一新され、外観がカラフルになった。Windows 95以来使われてきたWindowsロゴやフォントが変わった。

パッケージは中身もカラフルで、歴代Windowsの中で最も華やか。マイクロソフトが威信をかけて作ったOSであり、ビジネスだけでなくコンシューマーにも使ってもらいたいというマイクロソフトの意気込みが伝わる。

XP出だしの勢いはWindows 95/98ほどではなかった。OSカーネルがWin9x系と大きく異なる関係で既存のソフトで動作しないものがあり、XP対応を公言したソフトがまだ少なかったこと。XPの要求スペックが高く、当時の多くのPCでは快適な動作条件を満たしていなかったこと。XPの前に発売されたWindows Me(Millennium Edition)が失敗作と評されていた影響もあってか、ユーザーは新バージョンの導入に慎重になっていた。翌年にService Pack 1がリリースされ、その頃にはXPの完成度の高さが認知されて家庭にもオフィスにも広く普及し始めた。

XPの販売期間中にPCを取り巻く環境は劇的に変化した。社会面では、ネット、メール、書類・資料作成、年賀状印刷など、以前から先進ユーザーの家庭で使われていた活用法が雑誌やマスコミに日常的に取り上げられ、利用される機会が増えた。技術面では、ディスプレイはCRTからLCDに、CDドライブはDVDドライブに、HDDは数十GBが当たり前に、インターネットは従量課金制のダイヤルアップ接続から定額制常時接続のブロードバンドADSLへ、携帯デジタル音楽プレーヤー(NetWalkmanやiPod)が普及、CPUは高クロック化からマルチコア化に路線変更。次期Windows Longhornの開発が遅れる中、そういった技術革新と、コンピューターウイルス・スパイウェアの社会問題化、旧OS Win98/Meのサポート終了があったため、既存のPCが置き換えられて、結果的にXPは広く普及することになった。

写真

Image: Windows XP Pro パッケージ内容

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