Windows 2000 Professional SP4 パッケージ(製品版)
初版(RTM)は2000年2月リリース。カーネルはWindows NT4.0から引き継ぎつつ、Windows 98で追加されたプラグアンドプレイ、USB、DVD、ACPI、マルチメディア機能、ユーザーインターフェイスを取り入れた。ネットワーククライアントのOSはWindows NTか、UNIX系か、それともNetwareが巻き返すかと争っていた時期があったが、Windows 2000が登場するとオフィスや学校などのLANで急速に導入・入替が進んで、サーバー機以外のPCではWindowsが確固たる地位を確立した。それらのほとんどは2005年頃までにはWindows XPモデルに置き換えられたが、Windows 2000自体は2010年7月までの約10年という長い期間サポートが行われていた。
機能、Servica Pack、アップグレードについてはWikipediaの記事が詳しい。
Windows 2000に関する出来事
- 1997年9月 - Windows NT 5.0 Beta 1 提供開始
- 1999年6月30日 - Windows 2000 日本語プレリリース版(ベータ3) 提供開始
- 2000年2月18日 - Windows 2000 パッケージ発売
- 2000年9月8日 - Windows 2000 Service Pack 1 公開
- 2001年6月1日 - Windows 2000 Service Pack 2 公開
- 2001年10月25日 - Windows XP OEM供給開始
- 2002年8月9日 - Windows 2000 Service Pack 3 公開
- 2003年7月3日 - Windows 2000 Service Pack 4 公開
- 2005年6月28日 - Update Rollup 1 for Service Pack 4公開
- 2005年6月30日 - Windows 2000メインストリームサポート終了
- 2010年7月13日 - Windows 2000延長サポート終了
PC/AT互換機へのインストール時の注意点
128GB以上のATAハードディスクをフルに使うには48-bit LBAをサポートしている必要がある。48-bit LBAはService Pack 3以降でサポートされているが、標準では無効になっており、レジストリの書き換えが必要。
PC-9800シリーズへのインストール時の注意点
当時、PC-9800シリーズは主力の座をPC98-NXシリーズに譲って過去の遺物となりつつあったが、NECが既存のユーザーの期待に応えるべく、Express5800シリーズのネットワーククライアントを想定してPC-9800シリーズ用のWindows 2000が用意された。ホームユースは考慮されていないため、サウンドボードなどのマルチメディア関連のドライバーは用意されていない。また、PC-98の全機種はBIOSがCDブートをサポートしていないため、Windows 2000のセットアップを起動するには、あらかじめセットアップCD-ROMに含まれているユーティリティーを使ってフロッピーディスクに起動ディスクを作成する必要がある。