Lotus 1-2-3 R2.1J plus
Lotus 1-2-3 リリース2.1J plus (PC-9800シリーズ用) | |
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種類 | 統合型表計算ソフト |
必要環境 |
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価格 | 98,000円 |
JAN | ? |
発売年 |
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メーカー | ロータス ディベロップメント ジャパン株式会社 / Lotus Development Corporation |
内容物 |
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表計算・グラフ作成・簡易データベース機能を併せ持つ。1980年代中期から1990年代初頭までのDOS時代にはMicrosoftのMultiplanやExcelを凌ぐ人気を得ていた。
米国では1983年にIBM PC用ソフトとして発売されるとあっという間にベストセラーとなり、IBM PC(というよりその互換機)の普及を後押しした。日本では日本法人をLotusの100%子会社として設立し、日本の市場調査と開発に2年をかけて、1986年に最初のバージョン"リリース2J"(PC-9800シリーズ用とIBM5550シリーズ用)を発売した。日本では既にマイクロソフトのMultiplanがシェアを握っていたが、すぐに売り上げを伸ばして、PC用ソフトでは一太郎(文書作成ソフト)に次ぐ人気ソフトになった。
作表(罫線を引く)機能やメニュー選択のハイライト表示、ロウソクチャートグラフなどはオリジナル版にはなく、日本語版で追加された機能。ソフトはMS-DOSとかな漢字変換プログラムの「松茸」が既に組み込まれた状態になっていて、PCにフロッピーディスクをセットして電源を入れればすぐにでも実務で使えるようになっている。つまりOSを用意する必要がない。これも日本のユーザーに配慮してのことだった。
R2.1JとR2Jとの違いは、グラフのカラー印刷などの印刷機能を強化、対応プリンターを追加、新しいキー割り当て、関数を新設(@RANK, @DATEDIF, @AYOUBI, @PURECOUNT, @PUREAVG, @PUREMAX, @PUREMIN, @PURESTD, @GANRI, @GANKIN)、アドインマネージャー追加、かな漢字変換システム「松茸86」を更新。R2.1J plusとR2.1Jとの違いは、かな漢字変換プログラム「松茸V2」へのバージョンアップ、新元号「平成」に対応、Canon LaserShot対応。R2.2JとR2.1J plusとの違いは、数値演算プロセッサ対応、最小限再計算機能、ワークスペース設定の保存項目を拡大、dBASEデータベースファイル編集機能、リザーブ機能(ファイル編集保護)。
バージョンR2.2Jまでのプログラムディスクはプロテクトが掛かっているためコピー・バックアップはできない。MS-DOSに対応した最終バージョンは1995年7月に発売されたR2.5Jで、PC-9800/9821/H98、PC-386/486/586、FMR/FM TOWNS/FMG、Panacom M、DOS/Vに対応している。