Advert of Microsoft MS-DOS 2.0
Reference: Nikkei Computer (Feb 21 1983). Copyright (C) Ascii/Microsoft Corp.
We set the Standard. MICROSOFT
MS-DOS スタンダードが進化する。
NEXT...Version 2.0!
日本においても"スタンダード"となりつつある16ビットパーソナルコンピュータ用オペレーティング・システム「MS-DOS」。今度サポートされるVersion2.0では、従来のMS-DOS1.25の機能をさらに改良し、大幅なパワーアップを実現しました。
Version2.0における新機能
- COMMAND.COMの強化:階層ディレクトリのサポート、バッチファイル内での条件判断や繰り返しが可能
- パイプと標準入出力の設定:各種コマンドのフィルター化と、パイプによる組み合わせが可能。
- デバイス・インデペンデントI/Oの強化。
- プリンタ・スプーラーのサポート:プリンタ・キューは、最大8つまでのファイルが登録。キューへの追加、削除はアセンブラ・インターフェースとして用意。オペレーターは、プリントするファイルをプリンタ・キューに積み上げた後、次の仕事に移れる。
- システム・コールの拡張:従来のファンクション・コールの拡張とXENIXコンパチブル・コールの追加。
- 階層的ディレクトリ構造:各ドライブごとに木構造のディレクトリが作成でき、ファイルを収納することができる。
- インストール可能なデバイス・ドライバ・システムは、CONFIG.SYSファイル中に列挙されたデバイス・ドライバを参照し、自動的に立ち上がる。特別な宣言がある場合には、リロケータブル・フォーマットで用意されたデバイス・ドライバを自動的にロードしてその宣言に対応したシステムの拡張が可能。
- CONFIGURATION FILE:システムの立ち上げ→デバイス・ドライバの自動取り込みとバッファの数の指定によるシステムのチューニング。
- ヴィジュアル・シェル(ユーザー・フレンドリー・シェル)の変更が容易:コマンドの強化→メニュー形式のコマンド・シェルで、オペレータはタスク・ナンバーあるいはカーソル移動キーによるコマンド選択が可能。
- ボリュームIDによるディスケットの管理:ディスクの所有者、プロジェクト名、使用目的...などは11文字以内でネーミングされた固有のID名称により簡単に判読できる。
- ANSIスタンダード・エスケープ・シーケンスのサポート:各種言語プロダクツから画面制御を容易に行える。MS-DOSマシンは標準CRT端末として機能し、画面との対話形式で構成されたアプリケーション・プログラムはどのMS-DOSマシンでも共通して使用可能。標準BIOSでANSIエスケープ・シーケンスの解析部分をソース・レベルで提供。
MS-DOSの提供されているハードウェア
- M343 series (株)ソード電算機システム
- KDS 7860 国際電気(株)
- PASOPIA 16 東京芝浦電気(株)
- AS-100 キヤノン販売(株)
- my brain 3000 松下通信工業(株)
- N5200 モデル05 NEC日本電気(株)
- 16000 SERIES (株)日立製作所
- iBEX 9000シリーズ ロジック・システムズ・インターナショナル(株)
- YD-8110 (株)ワイ・イー・データ
- NCR 9005 パーソナルワークステーション 日本エヌ・シー・アール(株)
- HITAC T-560/20 パーソナルワークステーション (株)日立製作所
- (順不同)
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