Advert of IBM System/360

Image: Advert of IBM System/360

Reference: The Nikkei (Apr 9 1964). Copyright (C) IBM Japan Ltd.

第三種郵便物認可 全面広告 日本経済新聞 昭和39年4月9日(木曜日) (十四)

ONE SYSTEM FOR ALL NEEDS
画期的な電子計算機をIBMが全世界に同時発表
IBM SYSTEM/360

1964年4月8日、電子計算組織の概念は根底から変わりました。IBMシステム/360の誕生により、初めて、企業全体を一つの計算組織と統一化されたプログラム手法によって総合的にコントロールできるようになりました。

システム/360とは?

経営管理・科学技術計算・プロセス・コントロール・データ通信など、全てが一台で処理できます。その応用範囲は360度全てに通用するのでシステム/360と名付けられました。電子計算機を使うお客様にとって一番重要な課題...
a. 仕事の性質、規模に完全に一致する
b. 最短時間、最小の労力、コストで処理できる
この2つを解決するよう設計されています。
データ処理の効率も、新しい測定基準、turnaround time(往復時間)で表されます。

新しい測定基準とは?

単に計算やデータ転送、印刷などの効率をばらばらに測るのではなく、これらの総合。トップマネージメントの頭に問題が浮かんだ瞬間から、その答が机の上に帰ってくるまでの時間のことです。プログラム作成、機械の操作、内部処理速度など一切が含まれた決定的な尺度です。

システム/360との関係は?

システム/360を構成する各種装置は、種類が豊富でしかも巾広い互換性をもっています。プログラムも一つのランゲージファミリーで統一。プログラムの規模や性質に合わせてどんなシステムを構成しても、ここの装置はいつでも最高の能力を発揮します。そこで初めて、電子計算機の効率を総合的に表すことができるようになったのです。

仕事が年々大規模になっていくと?

仕事の規模に応じ電子計算組織をいくらでも拡大できるのがシステム/360の大きな特徴です。この点に関しては、システム/360は電子計算機の発展に新時代を興したと言えましょう。

システム/360で技術的に最も注目すべきは?

新しい固体論理技術から生まれた《マイクロ・サーキット》。従来ハガキ大であったプリント回路が切手1/3ほどに縮小されました。そこに組み込まれた食卓塩一粒大のトランジスタやダイオードの間には、パルス伝導時間は「零」だと言っても良いくらいです。演算速度は一気にナノセカンドの時代に突入しました。回路の信頼度も一段と増し、機械の小型化、低廉化も同時に解決されました。

また、システム/360はほとんど無限の記憶容量を提供します。たくさんのデータやプログラムの貯蔵を可能にした膨大なコア記憶装置は、従来いくつかに分割してからでないと処理できなかった巨大な問題も、一度に正確に解答できます。記憶容量は最小8,000字から500,0000字以上のものまであり、必要に応じてさらに8,000,000字以上まで拡大することができます。

データ処理能力は?

システム/360には、30、40、50、60、62それに70と呼ばれる6段階のモデルがあります。最小のモデルと最大のモデルでは、データ処理能力に事務計算で15倍、科学技術計算で60倍の開きがありますが、各モデル間には全て完全な互換性がありますから、システムを拡大するとき既存の装置を無駄にすることがありません。お客様は仕事の規模に合わせて最適のシステムを選べるわけです。

プログラミング/システムは?

機械が高度になればなるほど、複雑になればなるほど、それを有効に働かせるプログラムは難しいものになります。この点を考慮して、システム/360は完全なコントロール/プログラムを準備しています。FORTRANは大巾に拡張され、7次元のマトリックスの計算も簡単にできます。またCOBOLは、データ伝送、分類・組合せなどの機能を含むようになりました。

システム/360の利点をまとめると?

a. システム/360の6つのモデルの中の1つを知れば、システム全体を知ったことになります。
b. システムの信頼度が高いため、無駄な費用が節約できます。
c. 企業のどの発展段階においても、最適なシステムを選択できます。経済的です。
d. システムのもつ多様な能力によって、入出力装置を最大限に活用することができます。
e. あらゆるシステムに適用できる統一的なプログラミング/システムによって、計り知れない利益があります。
f. ハウスキーピングに関する詳細なプログラムを作成する必要がなくなります。
g. コントロール・プログラムと、互換性に富んだシステム構成がお互いに最大限に活かせるようあらかじめ設計されています。
h. 問題の発生からその解答を得るまでの費用が最小になります。

日本アイ・ビー・エム株式会社

システム/360の詳しい資料をお送りします。ハガキでお申し込み下さい。
宛先:東京都千代田区二番町2 日本アイ・ビー・エム営業企画第6課

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