PC98 システムセットアップメニュー
NEC PC-9800シリーズの本体装置に記録される設定にはディップスイッチとメモリスイッチがあります。古い機種では実際のディップスイッチを動かして設定しましたが、PC-9801DA(1990年発売)以降の機種では本体内蔵のソフトウェアから設定を変更します。メモリスイッチの設定は従来通りソフトウェア付属のユーティリティーから変更します。
本体の設定を変更する画面をPC/AT互換機では「BIOS画面」などと呼びますが、NEC PC-9800シリーズでは「システムセットアップメニュー」と呼びます。
システムセットアップメニューの起動方法
本体の電源がオフになっている場合
キーボードのHELPキーを押しながら、電源スイッチを押して電源をオンにします。
本体の電源が既にオンになっている場合
キーボードのHELPキーを押しながら、リセットスイッチを押すなどして本体を再起動させます。(作業中のプログラム、Windowsなどは終了させておくこと。)
設定画面例 (PC-9821Xn/Xp/Xsの場合)
設定項目の内容は機種によって異なります。
システムセットアップメニューの設定が消える
システムセットアップメニューの設定は本体内蔵の充電池によって保持されています。この充電池が完全に消耗すると、電源オン時に「SET THE SOFTWARE DIP-SWITCH」というメッセージを表示して設定が初期化されます。
本体の電源を切ってしばらく経たないうちに電源を入れ直した場合でもこのような症状が起きる場合は、本体内蔵の充電池が寿命を迎えている可能性が考えられます。この場合は充電池を交換する必要があります。