N88-BASIC(86) WIDTH命令

WIDTH

機能
デバイスやファイルに対して文字の領域を設定する
書式
WIDTH 桁数[,行数]
WIDTH ファイルディスクリプタ,サイズ
WIDTH #ファイル番号,サイズ
文例
WIDTH 80,25
WIDTH "LPT1:",80
WIDTH #1,100
書式1)

テキスト画面に表示する文字の量を指定します.1行あたり40文字,または80文字の〈桁数〉を設定します. また〈行数〉は20行か25行かのどちらかです.〈行数〉を省略した場合には,そのときの行数のままで変化しません.

書式2)

〈ファイルディスクリプタ〉で指定したデバイスファイルに対して, 1行の長さを指定します.ここで指定可能なデバイスファイルは, RS-232C回線ファイルとプリンタです.〈サイズ〉の値は0から255まで許されています.0が256と解釈される以外は,指定した値が1行の文字数となります.たとえば,この命令がプリンタに対して実行されたとすれば,プリンタの1行に印字される文字数は〈サイズ〉で指定したものとなります.このようにプリンタに対して実行した場合, WIDTH LPRINTと同等の機能を得ることができます.初期状態では255に設定されています.

書式3)

〈ファイル番号〉に割り当てられているバッファ(OPEN参照)に対して,その大きさを〈サイズ〉で指定します.ここで指定できるデバイスファイルは, RS-232C回線ファイルとプリンタです.〈サイズ〉は0から255まで許されています.0が256と解釈される以外は,指定した値が1行の文字数となります.以後このファイル番号とデバイスとの入出力はこの〈サイズ〉単位で行われます.初期状態では255に設定されています.なお, RS-232C回線ファイルに対してWIDTHを実行すると,ファイルに対するデータの送出時,〈サイズ〉で指定された桁数の位置ごとに改行(CR)コードを送出することになります.

注意

2バイト系日本語1文字は文字数2文字(バイト)として数えます.また,日本語文字列の前と後にはそれぞれ文字数で2文字分の制御コード(KI/KO)が挿入されますのでこれも計算に入れなければなりません.

参照:WIDTH LPRINT,サンプルプログラム33

出典:N88-日本語BASIC(86)(Ver6.2) リファレンスマニュアル、日本電気株式会社、1991年発行


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