N88-BASIC(86) ROLL命令

ROLL

機能
グラフィック画面をスクロールさせる
書式
ROLL [上下方向ドット数],[,左右方向ドット数][,N/Y]
文例
ROLL 16
ROLL -16,32,Y

〈上下方向ドット数〉には,画面の縦方向のドットの数を指定します.許される値の範囲は640x200ドットの画面モードでは-199から199,640x400ドットの画面モードでは-399から399までの値で,正の場合には上方向に,負の場合には下方向に,指定のドット数(絶対値)だけスクロールします.省略した場合は,縦方向のスクロールは行いません.

〈左右方向ドット数〉には,画面の横方向のドットの数を指定します.許される値の範囲は-639から639までの値で,正の場合には左方向に,負の場合には右方向に,指定のドット数(絶対値)以下で最も大きい8の倍数と等しいドット数だけ,スクロールします.省略した場合は,左右のスクロールは行いません.

NまたはYを指定すると,スクロールにより新たに現れた領域を決められた色でクリアすることができます.Yを指定するとバックグラウンドカラーでクリアし, Nを指定するか省略したときには,パレット番号0でクリアします.

注意:PC-9801では〈左右方向ドット数〉およびN,Yは指定することができません.また,〈上下方向ドット数〉に負の値を指定することはできません.スクロールにより新たに現れた領域は,パレット番号0でクリアされます.

参照:サンプルプログラム19

出典:N88-日本語BASIC(86)(Ver6.2) リファレンスマニュアル、日本電気株式会社、1991年発行


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