N88-BASIC(86) DSKI$関数

DSKI$

機能
ディスクから直接読み出した内容を文字列として与える
書式
DSKI$(ドライブ番号,トラック番号,セクタ番号)
DSKI$( ドライブ番号,サーフェス番号,トラック番号,セクタ番号)
文例
D$=DSKI$(2,19,1)
D$=DSKI$(2,1,19,1)

通常のファイル操作(OPENCLOSEなど)とは別に,ディスク上の指定したセクタから直接データを読み出します.セクタ上に書かれているデータ256バイトをシステム用バッファに読み出すとともに,最初の256バイトの文字列を関数の値として返します.

文字列の長さは255バイトまでしか許されないために,関数の値として256バイトのデータの全てを得ることはできません.そこで,通常のランダムアクセスの場合と同じようにFIELDによってシステム用バッファ(ファイル番号#0)へフィールド変数を割り付けることにより,これを解決することができます.あるいは.VARPTR関数により,システム用バッファの置かれているメモリ番地を調べた上で, PEEK関数によりバッファからデータを読み出すこともできます.

なお,システム用バッファは,ファイル番号#0としてあらかじめ用意されているもので,OPENによって開く必要はありません.

〈サーフェス番号〉,〈トラック番号〉,〈セクタ番号〉として指定できる値の範囲は,指定された〈ドライブ番号〉のディスクドライブの種類によって異なりますが, BASICは,これらの値の範囲を自動的に調べ,不当であった場合には、"Bad track/sector"エラーとします.詳しくはBASICユーザーズマニュアルを参照してください.

参照: DSKF, DSKO$, FIELDVARPTR

出典:N88-日本語BASIC(86)(Ver6.2) リファレンスマニュアル、日本電気株式会社、1991年発行


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