N88-BASIC(86) BLOAD命令

〈ファイルディスクリプタ〉には，メモリ上にロードしたい，ディスク上またはRS-232C回線上の機械語ファイル(バイナリイメージのファイル.プログラムでもデータでもかまわない)を指定します.

〈ロードアドレス〉を指定した場合には，直前に実行されたDEF SEGで指定されたセグメントベースに，〈ロードアドレス〉で与えられたアドレス(相対アドレス)を加えた番地からロードし始めます.

〈ロードアドレス〉を省略した場合には，直前に実行されたDEF SEGで指定されたセグメントベースに，機械語ファイルをセーブする際にBSAVEで指定した開始アドレス(相対アドレス)を加えた番地からロードが行われます.

Rオプションを指定すると，機械語ファイルをロード後，直ちにその先頭番地からプログラムとして実行を開始します.したがってこの場合，指定する機械語ファイルは，実行可能なプログラムでなくてはなりません.

Rオプションを指定し，さらに〈ロードアドレス〉をつけてロードする場合には，セーブされた際と異なる番地にロードされても実行可能な性質をもった(リロケータブルな)プログラムを，機械語ファイルとして指定しなければなりません.

なお， Rオプションの指定時には，すでに開かれているデータファイルはその状態を保持します.

参照: BSAVE， CLEAR， DEF SEG， LOAD

出典：N88-日本語BASIC(86)(Ver6.2) リファレンスマニュアル、日本電気株式会社、1991年発行